内容説明
小野寺コンツェルン会長の孫、浩一は、大都銀行頭取の娘と結婚した直後、スチュワーデスの早苗と運命的に出逢い、激しい恋に陥った。だが、早苗には出生の秘密があった。愛を勝ち取るため、欲望のため、そして復讐のため…、女の数だけ計算がある。早苗の母、会長の妻、嫁や秘書。それぞれの女の胸に秘めた思いとは？大財閥の家族を舞台に繰り広げられる、息もつかせぬ愛憎のドラマ。
著者等紹介
平岩弓枝［ヒライワユミエ］
１９３２年３月１５日東京生まれ。日本女子大学国文科卒業。戸川幸夫に師事し、５８年長谷川伸主宰の新鷹会に入会。５９年『大衆文芸』に発表した「鏨師」で第４１回直木賞受賞。９１年『花影の花』で第２５回吉川英治文学賞受賞。９８年第４６回菊池寛賞受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
James Hayashi
31
題名から時代を感じるが1982年の作品の新装版。手元に相関図を描きながら読み進めるが複雑怪奇、ドロドロな愛憎劇。近親相姦もどきもあり分かりづらく読みづらい。ドラマになったそうだが、そちらの方がわかりやすいだろう。男たちばかりでなく性欲と性活動に翻弄される一族。しかし後半に女性の決意のようなものを見せられスッキリ終わるのかと思ったが、結末には苦笑いをもらった。2017/04/06
choco
18
夜勤明け、もー今日は読書やめとこう。と思ってたのにベッド入って読み出したら止まらなくなり読了w なに〜この昼ドラなみのドロドロ家庭。ハマってしまった私はもぅおばちゃん⁈2014/08/29
mm
11
感想を書いてない本が10冊溜まったので、まとめて書きます。タイトルを一覧して、内容の印象が薄いのはこの本かな⁇とても読みやすかった。人間関係の愛憎はデフォルメし、少し単純化して、見せ物的に表現する方がサクサク読める。とか書いてるうちに内容を思い出したぞ！父と子の確執が馬鹿馬鹿しいほど激しかった。ラスト、思いがけず巨額の相続をする事になった人物の今後を考える。多分お金もらったら幸せになれるなんて、ホイホイと進まないのが、現実だからね。。2024/02/04
ぶっくlover
10
結構、残酷な話だったな😭2020/08/30
まる
4
面白い本や映画ドラマどれも終わり方が気になる。この本も面白いが故に終わり方を気にしながら読み最後まで裏切られず面白く読み終わりました。2019/08/06
