内容説明
いまだ全容は解明されていない人間の脳。もっとも効果的な脳のトレーニング方法は?ウイルスなど自然界に潜む見えない恐怖。その対処法は?私たちは科学のなかで生活しています。その仕組みを理解することが私たちの日々を豊かにし、また身を守る第一歩です。知れば知るほど面白い科学の世界をやさしく解説。ノーベル物理学賞の小柴昌俊氏との対談では、科学の夢と科学教育の問題点を探ります。
目次
1章 脳が退屈しないために(夢を紡ぐ力は母親の愛情から;脳は反復練習が好き ほか)
2章 真実を見る目を持つって、すばらしい(真実に目をつぶった日本のBSE対応;人類を襲う不死身のタンパク ほか)
3章 人間の科学、そのミクロとマクロ(本当の病気の日本病;方向転換するHIVの制圧 ほか)
対談 小柴昌俊VS.櫻井よしこ―基礎科学が未来への扉を開く(科学は面白いと教えられる先生を育てる;僕は子どもの頃外遊びばかりしていた ほか)
著者等紹介
櫻井よしこ[サクライヨシコ]
ベトナム生まれ。新潟県立長岡高等学校卒業。ハワイ大学歴史学部卒業。クリスチャン・サイエンス・モニター紙東京支局勤務、アジア新聞財団DEPTH NEWS東京支局長を経て、1980年より日本テレビニュースキャスターを16年間勤める。この間、94年度SJ賞(日本女性放送者懇談会賞)、『エイズ犯罪血友病患者の悲劇』で95年度第26回大宅壮一ノンフィクション賞、『日本の危機』などで98年度第46回菊池寛賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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