内容説明
箱館五稜郭における幕府軍最後の抵抗もむなしく、戊辰戦争は終結し、明治維新は終わった。東京の新政府は矢継ぎ早に制度改革を打ち出す。版籍奉還、廃藩置県、四民平等、学制公布!近代国民国家の形成に国民もまた理解を示し、協力を惜しまなかった。世界では欧米の列強諸国が植民地の奪い合いをしていた。近代日本もまた、日清戦争、日露戦争に勝利をし、帝国主義の道を進み始めるのだった。
目次
明治維新と戊辰戦争
新政府の国内の統一
富国強兵を目指して
文明開化と暮らし
国内政治の対立と外交
自由民権運動の広がり
大日本帝国憲法の発布
帝国議会の始まり
条約改正への道のり
日本と清の戦い
産業革命と人々の暮らし
日本とロシアの戦い
朝鮮半島を植民地に
明治の文化と社会
著者等紹介
海野福寿[ウンノフクジュ]
1931年東京に生まれる。東京大学大学院社会科学研究科(農業経済学)博士課程修了。農学博士。静岡大学法経短期大学部勤務、明治大学文学部教授を経て、明治大学名誉教授。専門は日本近代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ロッキー
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世界に追いつけ精神で産業発展していくが、国民の暮らしは厳しい帝国主義2017/05/07
わお!
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《目標》 ・日本の歴史に関する教養を深める第一歩。《今後の行動》 ・9巻以降も継続して読む。《感想・抜粋》・明治時代。近代的な国家を形成する過程が、政治や戦争、文化の面を通して描かれている。・天皇を中心とした憲法制定、とはいえ政治は強者の言い分がよく通る構造となっていたようで、とても民主的とは言えない内容だったことに驚いた。・読みたいと持っている本の作家(内村鑑三ら)がこの時代の人だということにびっくり。2016/04/25
うろたんし
0
鴎外の時代…!2014/04/01