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集英社文庫
豊海と育海の物語

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  • サイズ 文庫判/ページ数 203p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784087460254
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

海辺の町に暮らす豊海と育海という名の幼い兄妹が経験する三つの季節。ともに成長する日々は輝きと不思議さに満ちていて…。光村図書中学教科書『国語2』に収録された短編「雨の日と青い鳥」の前日談として書き下ろされた表題作ほか、サッカークラブの母親と子ども達を描く「赤い靴下」、三人の少年少女の残酷な遊び「うさぎ狩り」など、“子ども時代”をテーマに編んだ短編コレクション。

著者等紹介

中沢けい[ナカザワケイ]
1959年神奈川県生まれ。明治大学政治経済学部卒。78年「海を感じる時」で第二十一回群像新人文学賞受賞。85年「水平線上にて」で第七回野間文芸新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

caramel

12
初読み作家さん。思ってた感じと少し違っていて、あまり印象に残るところがなかったのが残念でした。2021/08/11

AKI

12
匂いや音などの肌感覚を大切にしている作者さんだと感じました。短編集なのですが、ほとんどの作品に死のイメージが見え隠れしている様な印象がありました。中々作品に入り込めない事があったのですが、雰囲気は嫌いではないです。と書きつつ、カラッとしてちょっと作風の違う「赤い靴下」が現実の日常の風景を描いていて一番好きだったりして(^_^;)2019/10/27

雪丸 風人

7
「今のうちは仲良くしてちょうだい。一緒に居られるのは本当に小さい時だけなんだから」という言葉が印象的だったのは、港町の幼い兄妹を描いた表題作。先生も見下すようなクラスのリーダーを目立たない少女が支配する『うさぎ狩り』は不思議な空気感に包まれた作品でした。表の力関係と別の力学が存在する世界は謎めいていますね。今は幼子たちを笑わせるだけの祖母の冒険譚は、もともと別の狙いがある話が変容したものだったという『母の鼻腔』は、はちきれんばかりの若さが躍動するシーンに惹きつけられました。(対象年齢は14歳以上かな?)2020/08/17

だけど松本

3
嫌いじゃないんだけど印象に残らない。2015/01/23

NAOAMI

3
国語の教材にはいいんだろうな。 若かりしころ、国語が苦手だったボクには 読みづらく出来ているけど。。。(笑)。2011/08/07

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