出版社内容情報
ディズニーランドで働くことを夢見ていた久瑠美が配属された先は九州のローカル遊園地だった!? 都会と田舎のギャップに困惑しながら、地方で人を感動させることの大切さを見つけてゆく成長物語!
内容説明
配属先はローカル遊園地!?ディズニーランドで働く夢に破れ、二度と遊園地には行かないと心に決めた久瑠美。失意のうちにホテルへの入社を決めた彼女が命じられたのは、グループ傘下にあたる九州の遊園地での勤務だった。理想と現実のギャップに不満だらけの久瑠美、しかしそこでは更なる試練が待ち受けていた―。遊園地の知られざる裏側と不慣れな地で奮闘する新米社員を描くお仕事小説。
著者等紹介
小森陽一[コモリヨウイチ]
1967年生まれ。大阪芸術大学映像学科卒。在学中にシナリオ作法を学ぶ。「海縁」、「トッキュー!!」、「我が名は海師」の海洋三部作で、2008年第一回海洋立国推進功労者表彰を受賞。ハイパーレスキュー隊を主題にした映画『252生存者あり』の原作・脚本を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめありす@灯れ松明の火
61
タイムラインに流れてたのを見て、面白いかもと思いまして。最初に自己紹介がわーっと長くてあかん……と思ったけれど、脚本家さんだし独り語りの自己紹介ってドラマでも使うなあと思ったらそこから気にならずに読めました。そして、読み終わってから気になっていた「天神」の作者さんだと気がついてびっくりしました。あったかい家族みたいな遊園地の物語。三度踵を打ち鳴らしても私達は何処にも行けないくて、だけど行きたい場所はいつも心の中にあったんだ。作中ウルトラマンが出てくるけれど、そのポーズは仮面ライダーじゃないかと思うのですが2016/01/30
とも
47
ディズニーランドが大好きだったが就職できなかった久瑠美は二度と遊園地に行かないと決めホテルグループへ入社する。しかしいきなり出向で九州の遊園地に配属されてしまって…というお話です。 最初は久瑠美が上から目線だったけど働くにつれて馴染んで愛着を持つようになるのが好印象でした。 遊園地の裏側や遊園地を作り上げて支えている人たちを覗き見れたようで感心しながら楽しく読めました。余韻に浸りながらいい気分で一日を終えられそうです。2018/08/16
はるき
36
表紙が可愛い。地方のテーマパークで悪戦苦闘する熱血お仕事小説。恋愛要素を匂わせつつ、あっさり甘さ控えめなので読みやすいです。第一志望でないし、現実はしょっぱい。でも、前進する気持ちがあればいい方に転がっていく。小気味よいです。2018/10/01
ぐっち
36
九州出身なので、TSWのモデルになった遊園地、懐かしいです!っつーか、某テーマパークよりこっちが先なんだよ!と思いつつ読みました(笑)。ヒロインがあまりにもいけ好かなすぎて(とくにカメムシのところで…!)めげそうになりましたが、小塚さんが出てきてからはお仕事小説っぽさが増し、なかなか楽しかったです。2018/02/04
み
28
新刊棚から手に、あのシリーズの新作かと思ったが…、表紙の絵が違う^^;お仕事話しでしたが、できすぎ感がちと残念。遊園地に最後に行ったのはいつだ?浦安のなんて、20年以上前だわ(◎_◎)2016/01/18