• ポイントキャンペーン

集英社文庫
欧亜純白―ユーラシアホワイト〈下〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 648p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087450439
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

罠、謀略、暴力。危機また危機の連続!
白い悪の連鎖(ヘロイン・ネットワーク)を潰せ! 壮大な野望を
抱く「ホワイト・タイガー」を追い詰める元麻薬取締官・三崎と、
米国の捜査官・ペリコフ。幻のハードボイルド巨編。(解説/西上心太)

内容説明

ホワイトタイガーなる人物が率いる麻薬密売組織が香港に代わるルートに日本に目をつけ、日本最大の広域暴力団に取引を持ちかけた。三崎は故あって独自にホワイトタイガーの正体に迫ろうとする。来日したベリコフはホワイトタイガーの情報を求める中国人趙と出会い、同じ目的を持った三人は共闘して世界的な麻薬犯罪の中核に挑んでいくが―一大スケールのエンターテインメント大作、完結巻。

著者等紹介

大沢在昌[オオサワアリマサ]
1956年名古屋生まれ。79年『感傷の街角』で第1回小説推理新人賞、91年『新宿鮫』で第12回吉川英治文学新人賞、第44回日本推理作家協会賞、93年『新宿鮫 無間人形』で第110回直木賞、2004年『パンドラ・アイランド』で第17回柴田錬三郎賞を受賞。10年第14回日本ミステリ文学大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

大地

15
上下巻で1300ページを超えるボリュームで、壮大なスケールの話だったが、読み始めるととまらなくさせる著者の筆力はさすが!!読みごたえも抜群です。三崎、ベリコフの3人が、ホワイトタイガーとその利権を得ようとする者たちに、命がけで挑んでいく様は、とにかくカッコいい。面白かったです!!2014/08/03

ロッシーニ@めざせ正社員

14
読み切ったー!上下それぞれ600ページ超のハイボリューム!(笑) 誰が敵で、誰が黒幕「ホワイトタイガー」なのかわからない程めまぐるしい展開でした。また、なぜ麻薬絡みの犯罪がなくならないのか、少しだけどわかりました。2013/05/31

ブラックジャケット

9
世界的な麻薬市場の再編成が迫っている大状況がベースにある。ヘロイン、コカイン、覚醒剤、そこに群がる裏社会の面々が凄い。米・台湾・福建・上海・広州・沖縄の強者どもと日本最大の暴力団坂本組。真打ちが国籍をまたがるホワイトタイガーで、主人公の三崎が軽く見える。やはり新宿鮫クラスの重みが必要だろう。世界規模の麻薬取引という大風呂敷を広げたせいか、人物の交通整理が難しい。著者は登場人物の情報交換で物語を進める荒技。読みやすい構成なのだが大味になるのは否めない。超弩弓級の1334Pの代わりに濃密なプロットが欲しい。 2020/08/07

room

9
007、ミッションインポッシブル…スパイ小説を思わせる展開に、息をのんだ。グローバル化が言われる今日、犯罪においても例外ではなく、むしろなおさらに、国家とは?民族とは?そして人間とは?について浮き彫りにされていく。貧富格差がもたらす、犯罪とエゴ。巨大化していく国や組織の体制維持のための思惑。いずれもが間違いでなく、すべてが生き残るための正義であるとすれば、最後の拠り所となるのは、個人の価値観ということか。CIAが文化革命に恨みを抱く中国高官を裏で育成しているとしたら…今の首席なんかまさにそれっぽい。2013/09/14

YONDA

6
下巻も読み応えありでした。「ホワイトタイガー」の正体には驚いたが、黄金の三角地帯を先進国が作った事実には何とも言えない気持ち。「変わらない、なにひとつ。」、ラストの言葉が薬物の根深さとそれに関わる人間の欲を物語っている。2014/12/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6496877
  • ご注意事項