集英社新書<br> 「笑っていいとも!」とその時代

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集英社新書
「笑っていいとも!」とその時代

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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087213065
  • NDC分類 699.67
  • Cコード C0276

出版社内容情報

日本人にとって「いいとも!」とは何だったのか?
国民的人気番組で司会者タモリが媒介したテレビと戦後民主主義の歴史的邂逅――

1982年から2014年まで約32年間にわたり放送された国民的人気テレビ番組『笑っていいとも!』。
戦後の闇市から発展した新宿でスタジオアルタを拠点とし、タモリが司会を務めた、いまだ語り継がれるテレビ番組である。
司会者タモリおよび『いいとも!』を考察することは、テレビのみならず戦後日本社会を考察することにもつながる。
それは、現在のネット社会におけるテレビの可能性をも浮き彫りにさせることになるだろう。
衝撃のグランドフィナーレから10年を迎える今、改めて『いいとも!』とは何だったのかを問う。

◆目次◆
第1章 「密室芸人」タモリが昼の司会に抜擢された理由
第2章 「テレフォンショッキング」という発明
第3章 「国民のおもちゃ」を演じたタモリ--「仕切らない司会者」と「無」への志向
第4章 視聴者を巻き込んだテレビ的空間--芸人と素人の共存と混沌
第5章 聖地・新宿アルタ--「流浪のひと」タモリが新宿で芸人になった理由
第6章 『いいとも!』と「フジテレビの時代」--80年代テレビの熱狂と冷静のあいだ
第7章 『いいとも!』と「お笑いビッグ3」--タモリ、たけし、さんまの関係性
第8章 『いいとも!』の個性的なレギュラー陣たち
第9章 SMAPが『いいとも!』にもたらしたもの
第10章 「グランドフィナーレ」を振り返る--なぜテレビ史の伝説となったのか
終章 『いいとも!』は、なぜ私たちのこころに残るのか?--戦後日本社会とテレビの未来

◆著者略歴◆
太田省一(おおた しょういち)
1960年富山県生まれ。
社会学者。
東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学。
テレビ、アイドル、歌謡曲、お笑いなどメディア、ポピュラー文化の諸分野をテーマにしながら、戦後日本社会とメディアとの関係に新たな光を当てるべく執筆活動を行っている。
著書に『すべてはタモリ、たけし、さんまから始まった』(ちくま新書)、『SMAPと平成ニッポン―不安の時代のエンターテインメント』(光文社新書)、『紅白歌合戦と日本人』(筑摩選書)など。

内容説明

一九八二年から二〇一四年まで約三二年間にわたり放送された国民的人気テレビ番組『笑っていいとも!』。戦後の闇市から発展した新宿でスタジオアルタを拠点とし、タモリが司会を務めた、いまだ語り継がれるテレビ番組である。司会者タモリおよび『いいとも!』を考察することは、テレビのみならず戦後日本社会を考察することにもつながる。それは、現在のネット社会におけるテレビの可能性をも浮き彫りにさせることになるだろう。衝撃のグランドフィナーレから一〇年を迎える今、改めて『いいとも!』とは何だったのかを問う。

目次

はじめに なぜいま『笑っていいとも!』なのか? 1982年のテレビジョン
第1章 「密室殺人」タモリが昼の司会に抜擢された理由
第2章 「テレフォンショッキング」という発明
第3章 「国民のおもちゃ」を演じたタモリ―「仕切らない司会者」と「無」への志向
第4章 視聴者を巻き込んだテレビ的空間―芸人と素人の共存と混沌
第5章 聖地・新宿アルタ―「流浪のひと」タモリが新宿で芸人になった理由
第6章 『いいとも!』と「フジテレビの時代」―80年代テレビの熱狂と冷静のあいだ
第7章 『いいとも!』と「お笑いビッグ3」―タモリ、たけし、さんまの関係性
第8章 『いいとも!』の個性的なレギュラー陣たち
第9章 SMAPが『いいとも!』にもたらしたもの
第10章 「グランドフィナーレ」を振り返る―なぜテレビ史の伝説となったのか
終章 『いいとも!』は、なぜ私たちのこころに残るのか?―戦後日本社会とテレビの未来
おわりに テレビが初めて迎える「戦前」

著者等紹介

太田省一[オオタショウイチ]
1960年富山県生まれ。社会学者。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学。テレビ、アイドル、歌謡曲、お笑いなどメディア、ポピュラー文化の諸分野をテーマにしながら、戦後日本社会とメディアとの関係に新たな光を当てるべく執筆活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Atsushi Kobayashi

17
タモリ論とかお笑い論みたいな感じでした2024/04/01

nishiyan

15
1982年から2014年まで32年に亘って放送された「笑っていいとも!」が終了して10年。「いいとも!」が日本人にとって何だったのかを解き明かす新書。タモリと新宿、フジテレビの軽チャー路線への転換など要所は押さえているが、肝心の「いいとも」自体への言及は弱い印象を受けた。横澤彪の芸人のアイドル化へのアンチテーゼで始まったはずが、SMAPの起用で番組が延命できた点など、もう少しツッコミがあっても良いような気がする。ただレギュラー陣の幅の広さとタモリの番組での在り方が「いいとも=広場」と捉えた点は納得できた。2024/04/01

わ!

4
タイトルにある「その時代」の方をもう少しクローズアップして語ってくれるのかな…と思って読んだのだが、話の中心は「笑っていいとも!」の方が中心だった。「いいとも!」が終了して、もはや10年が経っているのだが、あの番組を懐かしいと思う人たちには、あっさりと楽しく読める一冊となっている。間違いなくこれから変わってゆく「テレビ」というメディアについて、どの様な未来が待ち受けているのか…この本を通じて「いいとも!」が歩んだ32年をながめて、各々で考えてみるのも面白いかもしれない。2024/05/10

スコットレック

3
笑っていいとも!が終わってからもう10年の月日が経つのか・・。約10年という節目に因んで本書を読んで伝説の番組を振り返ってみるのも良いかと。実際読んでみてすごく面白かった。テレビ離れだなんだと言われ続けて久しいが、歴史を振り返ることでテレビでしかできない事に関するヒントを見つけることができるのでは。 ポツダム社員についての記述も興味深い。現状を打破するためにはまずは社員をやる気にさせてこそ、だよなあ、と。 2024/03/22

nonicchi

2
「いいとも」は戦後日本社会にとっての「広場」だった、に深く共感。ガチ昭和世代なので書かれていた内容に新奇さはなかったけれど、GWにババっと読むのに丁度良かったです。 2024/05/04

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