集英社新書<br> 公文書問題―日本の「闇」の核心

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集英社新書
公文書問題―日本の「闇」の核心

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  • サイズ 新書判/ページ数 216p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087210200
  • NDC分類 317.6
  • Cコード C0231

出版社内容情報

自衛隊員の活動記録、豊洲市場、森友、加計学園問題等の巨額の税金の使途、国是の大転換を伴う決定の経過が記された公文書が隠蔽される事態が行政の中枢で常態化している。問題の本質を第一人者が解説。




瀬畑 源[セバタハジメ]
著・文・その他

内容説明

海外に派遣された自衛隊員の現地での活動記録や豊洲市場、森友、加計学園等をめぐる巨額の税金の使途、国是の大転換を伴う決定のプロセスが記された公文書が相次いで破棄、あるいは未作成とされ、隠蔽される事態が行政の中枢で常態化しています。公文書を軽んじ、秘密が横行することは国民の「知る権利」を著しく傷つけるものです。本来公文書は、適切な施政が行われたのであれば、それを証明する記録となります。にもかかわらず、公的な情報を隠し続けて責任を曖昧にする理由は何でしょうか。この「無責任の体系」の背後にある情報公開と公文書管理体制の不備とその弊害を、最新情報を交え、第一人者が明快に解説します。

目次

第1部 情報公開と公文書管理はなぜ重要か(記録を作らない「法の番人」;情報公開がなぜ必要か;公文書を残さなければ国益を損なう―TPP文書・外交文書公開をめぐる議論;外交文書を公開する意義)
第2部 特定秘密という公共の情報を考える(特定秘密の運用上の問題;会計検査院と特定秘密;特定秘密をどう監視するか)
第3部 公文書管理は日本の諸問題の核心(豊洲市場問題にみる公文書管理条例の必要性;南スーダンPKO文書公開問題;特別防衛秘密の闇;森友学園関係公文書廃棄問題;「私的メモ」と行政文書)
第4部 展望:公文書と日本人(国立公文書館の新館建設問題;公文書館と家系調査;立法文書の保存と公開;東京都公文書管理条例の制定;公文書管理法改正を考える;公文書の正確性とはなにか?)

著者等紹介

瀬畑源[セバタハジメ]
1976年東京都生まれ。一橋大学大学院社会学研究科特任講師を経て長野県短期大学准教授。一橋大学博士(社会学)。日本近現代政治史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おさむ

27
森友加計問題や南スーダンPKOの日報問題など最近の政治を大きく揺るがせている公文書問題について、わかりやすくまとめた新書。国だけでなく東京都でも同じようなずさんな公文書管理が行われていたことは盲点でした。官僚に未だに根強い「よらしむべし、知らしむべからず」の思考を払拭していくことが最大のポイントでしょう。2018/04/08

coolflat

21
49頁。岡田克也議員は外交文書の問題だけでなく、他の公文書管理制度改革でも大きな役割を果たした。閣議や閣僚懇談会などの大臣の出席する会議議事録作成の指針を報告書としてまとめ、最終的に安倍政権での閣議・閣僚懇談会の議事録作成・公開の道に繋げた。ただし岡田の方針は閣議・閣僚懇談会の議事録を30年非公開とする代わりに、大臣たちの議論の経過も議事録に残すようにというものであったが、安倍政権は即公開としたため、形式的な議論のみが記録される事になった。政治過程をきちんと記録させようとする岡田の趣旨は、完全に無視された2018/05/15

さとうしん

14
官府の一種の秘密主義により、行政文書の定義や公文書の管理が歪められ、本来行政文書として一般の公開に供されるべきものが秘匿されるメカニズムを解説するとともに、豊洲市場問題、森友・加計問題など、昨今マスコミを賑わす問題は、いずれも適切な行政文書の管理がなされていれば、ここまでの大騒動にはならなかったのではないか、行政文書の適切な管理と情報公開は、結局は政府や役所の施策の正当性を担保する源になるのではないかと訴える。2018/03/15

糜竺(びじく)

13
少し難しかったが、公文書管理の重要性が分かった。2019/05/20

tolucky1962

12
民主主義・知る権利のため公開されるべき公文書を政権や公務員は批判を恐れ,書類を残さない,公開しない,廃棄。情報公開法,公文書管理法,特定秘密保護法が相互に関連する。行政文書の定義(職員が職務上作成,組織的に用いる,機関が保有)を意図的解釈し,隠蔽する手口。公文書を残さないと決定過程が相手だけから示され不利,国益も損なう。具体例が多く,豊洲市場盛り土,南スーダン日報,特別防衛秘密,森友学園,加計学園も書かれる。ばれないよう隠蔽→法で公開請求→法解釈を曲げ開き直る→議論にならず平行線→社会の分断→国力低下。 2018/11/18

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