集英社新書<br> 孤独病―寂しい日本人の正体

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集英社新書
孤独病―寂しい日本人の正体

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  • サイズ 新書判/ページ数 184p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087208061
  • NDC分類 141.6
  • Cコード C0211

出版社内容情報

社会構造の激変により血縁や地縁をベースにしたコミュニティは消え、個人はネットと現実の間に頼りなく浮かぶような孤独な存在になった。気鋭の精神科医が現代日本人を悩ます孤独と寂しさの正体に迫る。

内容説明

社会構造の激変によって、人々を強くつなぎとめていたかつての血縁や地縁をベースにしたコミュニティの機能は衰退し、いまや個人はネットと現実の間に頼りなく浮かぶような孤独な存在になってしまった。この孤独が病理的な色彩を濃くしていけば、まぎれもない病になってしまう。これを防いだり、癒したりするにはどうすればよいのだろうか。気鋭の精神科医が現代日本人を悩ます孤独とその寂しさの正体に迫る。

目次

第1章 「孤独病」の時代(「孤独」は時代の病になった…;「孤独病」は旧いコミュニティを捨てた代償 ほか)
第2章 「孤独病」の構造(自我を持つことが孤独の出発点;近代的自我がパンドラの箱を開けた? ほか)
第3章 人を「孤独病」に追い込む思考習慣(人間は完璧には理解し合えない生き物である;「聞く人」が周りからいなくなった社会 ほか)
第4章 「孤独病」、その暴走の果て(妄想は孤独を癒す“自己治癒的な試み”;「孤独」を隠れたキーワードとする巨大マーケット ほか)
第5章 「孤独病」を癒す処方箋(家庭は孤独を培養する器になった…;引きこもりという奇妙な孤独 ほか)

著者等紹介

片田珠美[カタダタマミ]
1961年広島県生まれ。精神科医。京都大学非常勤講師。大阪大学医学部卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。人間・環境学博士(京都大学)。フランス政府給費留学生として、パリ第八大学でラカン派の精神分析を学ぶ。臨床経験と精神分析的視点から心の病と社会の根底に潜む構造的な問題を分析(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

香菜子(かなこ・Kanako)

37
孤独病 寂しい日本人の正体。片田珠美先生の著書。孤独病に侵されている日本人は多いと思う。承認欲求や自己顕示欲求を満たしたいのは孤独病が根底にある。人と人との縁や人間関係が希薄になった孤立無援な孤独社会。孤独を満たしたいから、寂しいから、承認欲求や自己顕示欲求を満たすための言動をしてしまう。片田珠美先生による日本社会への警鐘を鳴らす良書です。2018/11/11

はるわか

32
孤独は時代の病。個人がお金や他の人間と交換可能な無機的なパーツになる資本主義。孤独病は古いコミュニティを捨てた代償。「モメント・モリ」死を想え。匿名社会における孤独。孤独の構造:自己愛、自己承認欲求、万能感。謙遜と傲慢は紙一重。人は分かり合えるという期待が強いほど失望することになる。気くばり文化が招く孤独。自立と自己責任が招く孤独。家庭が孤独を培養する器に。引きこもりの背後にマザコン文化。人に嫌われることを恐れない生き方を。自己肯定感が強ければ孤独に陥らずにすむ。男は大きなものを目指し過ぎて孤独に。2016/12/18

ともとも

31
事例をもとに、リアルであり、はた迷惑でもあり、その一方で人は一人では生きられない寂しい存在で、だからこそ、そういったことをしてしまうのか?ある意味哀れなものなのかもしれななどと感じてしまいました。例え、孤独でも、ある程度の距離感と、自分や周りを偽らず、自分らしく、周りに迷惑をかけずに、それを満喫して生きていきたいということを考えさせられてしまいました。2016/12/02

Kei

14
セルフネグレクト-普通の生活を維持していくための意欲や能力を喪失し、自分の健康や安全を損なうこと(30頁)。自分さがしのように自我を見つめ、それを掘り下げていくことはある程度は必要にせよ、ちょっと間違えると「何もない自分」という底なしの孤独にはまり込んでしまう危険性をはらんでいることがわかる(52頁)。内面を掘り下げていく自我のあり方は、商業資本主義が台頭し、市民社会が出現してくる社会構造の劇的な変化のなかで新しく出てきたものである(54頁)。万能感にあふれた社会は、能力には限界があるという当たり前のこと2016/10/08

rokoroko

10
目次をみて[そう書いてあるだろうな」と思うと書いてある本2016/09/17

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