集英社新書<br> 国家と秘密―隠される公文書

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集英社新書
国家と秘密―隠される公文書

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  • サイズ 新書判/ページ数 208p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087207590
  • NDC分類 317.6
  • Cコード C0231

出版社内容情報

知る権利を軽視し秘密が横行する権力は必ず暴走する。情報を隠し、責任を曖昧にする日本という国家の無責任を可能にするものは何か? その原因が情報公開と公文書管理体制の不備にあることを解説。

内容説明

国民の「知る権利」を軽んじ、秘密が横行する権力は必ず暴走する―。第二次世界大戦敗戦直後の軍部による戦争責任資料の焼却指令から福島第一原発事故にいたるまで変わらない、情報を隠し続けて責任を曖昧にする国家の論理。この「無責任の体系」を可能にするものは何か?本書はその原因が情報公開と公文書の管理体制の不備にあることをわかりやすく説明する。そして、世界の情報公開の流れに完全に逆行した形で、二〇一三年末に可決された特定秘密保護法の問題点と今後を展望する。行政の責任を明確にし、歴史の真相を明らかにするための一冊。

目次

序章 もともと秘密だらけの公文書―情報公開の後進国日本
第1章 捨てられる公文書―日本の公文書管理の歴史
第2章 情報公開法と公文書管理法の制定
第3章 現代日本の公文書管理の実態と問題点
第4章 公文書館の国際比較
第5章 特定秘密保護法と公文書管理

著者等紹介

久保亨[クボトオル]
1953年東京都生まれ。一橋大学大学院、東京大学東洋文化研究所助手を経て信州大学人文学部教授。中国近現代史専攻

瀬畑源[セバタハジメ]
1976年東京都生まれ。一橋大学大学院社会学研究科特任講師を経て長野県短期大学助教。一橋大学博士(社会学)、日本近現代政治史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

樋口佳之

27
意思決定に至る過程を明らかにするための文書作成義務 公文書管理法/一度だけ情報公開請求を行った事があるのだけど、意志決定に至る過程については公開できないとけられた経験があって、ここは改善されていくのかな。2018/03/15

浅香山三郎

17
日本のお役所は、公文書が公的な記録で、未来に遺して、政府の意思決定を未来の人が辿りうるものでなくてはならないといふ感覚が皆無に近かつた。福田内閣の公文書管理法にも抜け道は多く、森友・加計問題に続いて、桜を見る会問題も結局は、公文書管理の問題の占める部分が大きい。さういふ意味で、今なお再生産される問題の基本が分かる本である。2019/09/26

RED FOX

15
日本が欧米はおろか近隣諸国の中でも公文書の情報公開度が低いらしい。その気になれば世界有数の几帳面さで整えるであろうに~。確かに公開しては公益を損する情報も多々あろうが、兎に角秘密ですもんね(笑)こりゃあこれからも間違うね祖国は(>_<)2015/02/24

coolflat

13
公文書管理法と情報公開法は車の両輪と言う。情報公開制度を機能させるためには、きちんと文書が作られていること、それが保存されていることが重要になる。それを保障する法律が公文書管理法だと。実は公文書管理法はごく最近の2011年に制定された。それまでの日本の行政は積極的に公文書を廃棄してきたわけだが、この公文書管理法がまだ定着し切れていない時期に、安倍政権は情報公開とは真逆の秘密保護法を制定したのである。秘密保護法との関係で問題なのは、特定秘密の二重帳簿だ。どれが特定秘密なのか検証できないシステムになっている。2014/12/12

イボンヌ

11
公文書管理や施設整備の立ち遅れこそ、国難かもしれません。公文書は国民の財産だという意識が、日本には昔から足りないようです。2018/04/26

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