集英社新書<br> はじめての憲法教室―立憲主義の基本から考える

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集英社新書
はじめての憲法教室―立憲主義の基本から考える

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  • サイズ 新書判/ページ数 189p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087207125
  • NDC分類 323.14
  • Cコード C0232

出版社内容情報

憲法は本来、国家権力の暴走を縛るためのものである。だから、改憲には厳格な「作法」、ルールが存在する。憲法学者・水島朝穂が、立憲主義の本質から解き明かす“憲法論"の決定版!

内容説明

「憲法は国民が守るもの」と教えられることが多い日本の憲法教育。しかし、立憲主義の本質からいえば、憲法は国家権力の暴走を縛るためのものである。このような憲法の基礎知識を踏まえつつ、憲法学者・水島朝穂が、そもそも憲法とは何か、また、“ここだけは変えてはならない一線”とは何かを考察。さらに、自民党の提案した「日本国憲法改正草案」や、読売新聞の憲法に関する意識調査などにも言及しながら、改憲議論の何が問題かを指摘する。憲法について深く知るための、必読の書!

目次

第1章 憲法とは何か(設問にならない設問;日本の憲法教育の「忘れ物」 ほか)
第2章 自衛隊と国防軍、違うのは名称だけではない?(憲法は何でも変えていいのか;国防軍を創設すれば解決するのか? ほか)
第3章 統治について―二院制は必要か?(二院制と政党政治;国民の「知的レベル」を問う ほか)
第4章 人権を制限する憲法改正とは?(権力者にやさしい憲法へ;「家族の基本原則」と生活保護 ほか)
第5章 憲法条文の読み解き方(憲法に込められた「言葉の仕掛け」;「絶対にこれを禁ずる」 ほか)

著者等紹介

水島朝穂[ミズシマアサホ]
1953年東京生まれ。早稲田大学法学部教授。専門は、憲法学、法政策論、平和論。「96条の会」発起人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

弥勒

12
現在、憲法をめぐる議論は盛んに行われてゐるが、どうもその議論の方向性が怪しい。まず、問題の設定が「憲法改正に賛成か反対か」といふ風にかなり乱暴であるといふところだ。問題は「どの条文を変えるのか?」「どうして変へるのか?」「その条文の歴史的な意味は何か?」といふことなのだ。いや、それ以前に、「憲法とは何のためにあるのか?」といふ問いかけが必要だらう。そこのところを無視して議論をしても、いい議論ができるとは到底思へない。私たちはもつと緻密な議論をすべきなのではないか?この本はさういふことを考へさせてくれた。2016/02/06

gollum

11
立憲主義の立場から「壊憲」主義者の稚拙で野卑な論理をばっさり論破していく。よくまとまった護憲サイド用ハンドブックとも言える。日本(帝国・現行憲法)だけでなく、社会思想史的な観点から、他国の憲法・人権宣言や事例を引用しつつコメントしていくところがバランスがよく、現役の教育現場的でいい。特にゼミの討論で学生が提示する視点・切り口が新鮮。『ジョニーは戦場へ行った』を観て“戦場に行く若者(徴兵適齢)は全世代的に見れば少数派であり、憲法九条はその世代的な少数派にいる個々人を守るためにある”という指摘は卓見。2015/08/10

RmB

8
憲法を遵守しなければならない人、その筆頭に安倍晋三氏がくるということですな。2014/07/11

sekkey

5
再確認できたこと。 ・憲法は国民ではなく権力者側を縛るもの ・護憲か改憲かの短絡的な二択ではなく、どの部分をどのように変えるのかもしく守るのかという具体的な議論の深まりが必要 ・人権とは人対人ではなく、”国から”の理不尽な要求等があったときに個人を守る権利だということ 改憲・護憲の立場に関係なく重要な大前提です。2020/09/19

ヒトコ

4
蔵書の文庫版日本国憲法が発見できず、かわりに本書を読んでみた。ゼミ形式の対話が中心で読みやすいうえに、法律を学ぶ大学生の意見に教えられる事が多かった。憲法は少数派である人々を守るためにある。民主制への信頼と懐疑、それに対する日本の二院制の意義。自分の疑問へのヒントと なる事が多かった。具体的改正内容を提示せずに行われる憲法改正に対する世論調査への曖昧さには激しく頷いた。現行憲法に対して、アメリカの押付けとか、他国に比べてどうか、ではなくその内容が自分たちとってどうなのかをよく考える事の重要性を再認識した。2018/05/03

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