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集英社新書
視線がこわい

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  • サイズ 新書判/ページ数 220p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087206579
  • NDC分類 493.74
  • Cコード C0211

出版社内容情報

見るのがこわい、見られるのもこわい!
他者の顔を「見られない」視線恐怖を発症した著者が、その克服のために「視線」について徹底的な調査と取材を行った記録。精神医学から脳科学、社会学まであらゆる知見を動員した「視線論」!

内容説明

異変は、ある日突然、起こった。街ですれ違う女性の顔を「見られなく」なったのだ。それは、強迫神経症のひとつである「視線恐怖」だった―。著者は、わが身にふりかかったこの異変を克服するため、「視線」について徹底的な調査と研究を開始する。そして、精神医学領域にとどまらず、脳科学、認知行動学、社会学へと探究のフィールドを広げていく。そこから見えてきたのは、私たちの社会が、いかに「視線」に規定され束縛されているかという事実だった。著者の苦闘と思考の過程を赤裸々に綴った、知的論考。

目次

第1章 「視線」は「脳」のどこで情報化されるか
第2章 視線恐怖
第3章 「森田療法」における「視線」
第4章 単細胞生物にも「視線」があった?
第5章 柳田國男が感じた「近代の視線」
第6章 対人関係性の「地殻変動」

著者等紹介

上野玲[ウエノレイ]
1962年東京生まれ。ジャーナリスト。早稲田大学文学部卒業。精神医学、性意識、対人関係、食べ歩きなど多方面で記事を書いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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