集英社新書<br> メジャーリーグなぜ「儲かる」

電子版価格
¥748
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

集英社新書
メジャーリーグなぜ「儲かる」

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 233p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087205299
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0234

内容説明

イチロー、松井秀喜、松坂大輔ら多くの日本人選手が活躍するメジャーリーグは、過去一〇年余りで収入を四倍超にする急成長を実現し、昨今の経済危機下にあっても順調にビジネスを拡大している。なぜ、そんなことが可能なのか?そのカラクリを、初めて公表される内部資料などを含めて詳細に解説。また、全収入の五%がジャパンマネーという実態や、WBC開催の真の意図など、容赦ないグローバル戦略の全貌に迫る。メジャーリーグはいまや、単なる娯楽ではない。スマートかつ貪欲な「ビジネスエリート」が火花を散らす“戦場”なのである。

目次

第1章 球団はどのように稼いでいるか(需要を予測せよ―チケット販売;付加価値を高める―スイートルーム ほか)
第2章 球団経営は黒字か赤字か(三分の二が赤字―初公表された二〇〇一年の球団収支;歯止めの利かない年俸高騰―FA制度の猛威 ほか)
第3章 オーナーたちの錬金術(バラエティーに富む副業収入;他人の資金で新球場建設 ほか)
第4章 新たなる成長のエンジンを探して(ビジネスの苗床、ネット事業;大リーグ専門チャンネルの開局 ほか)
第5章 「一〇〇年に一度の経済危機」の影響(高額シートの売れ行き不振;経済危機の打撃は大きくない ほか)

著者等紹介

岡田功[オカダイサオ]
1965年生まれ。創価大学法学部卒業。88年、毎日新聞社入社。チュラロンコン大学(タイ)大学院修士課程修了。ハーバード大学客員研究員(07年度フルブライター)としてハーバード・ビジネス・スクールのスティーブン・グレイザー名誉教授に師事。経済部編集委員、学芸部副部長を経て、大阪本社経済部。日本スポーツマネジメント学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たいぱぱ

9
何故あんなに高額年俸を選手に払えるのか?という疑問を以前から持っていたので読んでみました。わかったような、わからなかったような・・・。ファンを楽しませるための知恵は、日本のプロ野球も見習うべきだと思う。が、きな臭いビジネスライク話は野球ファンとして興ざめです。2016/05/22

しょー

4
メジャーリーグというスポーツエンタテイメントの構造を知ると同時に、産業構造を学ぶことができた。 一例なのは承知しているが、放映権が収入の割合が少なくないのならば、視聴やサービス加入も業界支援になるのかもしれない。コロナ禍の今日では。2021/04/09

shibacho

2
MLBのエースの年俸ってなんで高いの?って疑問に、まとまった議論がなかったので読んでみた。正直期待した答えはなかったけれども、MLBの分配金ルールという独自の経済圏の中で金持ち球団(主にレッドソックス)がどうやって儲けるルート(主に自分のケーブルテレビ)を開拓したかという話は面白かった。テレビの放映権みたいな派手な話だけではなく、野球興行の基本となるチケットやグッズ収入の話から始めている所が好感もてる。選手に払う金額は金満と貧乏の2極化があると思ったので、安い選手でも勝てる話の「マネーボール」もオススメ2016/01/23

本澤

1
2010年の本。やや古いと感じることもあり。7年前なので当然か。当時から右肩上がりを続けるアメリカのプロ野球ビジネス。復調のきっかけ、原点を見た気がする。MLBの全体像を把握する上でも◎2017/01/08

ぞう

1
ふーん2015/01/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/371739
  • ご注意事項