集英社新書
ファッションの二十世紀

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  • サイズ 新書判/ページ数 235p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087204667
  • NDC分類 589.2
  • Cコード C0276

内容説明

19世紀半ばのパリ大改造、万博の時代、カルティエ、ルイ・ヴィトンの創業、クチュリエの祖ウォルトの活躍をへて、20世紀ファッションは花開く。ランバン、シャネル、ディオール、そしてサンローランへとクチュリエの歴史は受け継がれ、パリ、ロンドン、ニューヨークを中心に、ファッションはその時々の暮らし、文化、芸術と共鳴しながら常にトレンドを生み続けてきた。ファッションはどこから生まれどこへ向かっていくのか?ファッションの20世紀を俯瞰しながら、カルチャー・アーカイブとしても貴重な一冊である。

目次

一八五三年の物語 ノートルダムの祝祭
一八七五年の物語 ショゼダンタンの四つの石像
一九〇〇年の物語 シャトレの歓声
一九二一年の物語 エッフェルの電波
一九三五年の物語 ル・アーブルの船影
一九四四年の物語 リヴォリの花束
一九六三年の物語 ナシオンの遠雷
一九七三年の物語 クレベール大通りの大広間
一九八五年の物語 ルーヴル中庭のテント
一九九一年の物語 プランタン百貨店の金属探知器

著者等紹介

横田一敏[ヨコタカズトシ]
1955年生まれ。青山学院大学卒業。流行通信社入社後、海外プレタポルテ、オートクチュールコレクション取材のエキスパートとして「WWDジャパン」、「FASHION NEWS」、「流行通信」編集長を歴任。同社退社後、横田事務所設立。新聞雑誌編集企画、TV番組企画をはじめ、ファッション・ジャーナリストとして活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MM

3
ファッションは文化(出版、絵画、劇、映画など)・経済・国際情勢などあらゆる要素が絡むこと。これ一冊でフランスの1900年代を概観できる。 あとがきにあるように、緻密な調査がなされている印象で、情報量が多い。文は読みやすいが、単語すべてを理解しながら読み進めるのは無理だった。新書であるのがもっっったいない。装丁を美しくして写真を盛り、ゆっくり丁寧に読み進めるスタイルで2200円、でも絶対売れる。 最近のコレクションへの溜息も、100年分の歴史を読んだ後だと非常に説得力がある。 2014/02/15

花野

2
とても面白かった。芸術、文学、映画、ファッションと、パリを中心に放ってきた文化を歴史からみていくもの。ファッションだけでなく芸術や文学の話もあり、文章も丁寧でわかりやすい。手元にほしい。2015/01/20

鈴木誠二

0
19世紀後半からパリとファッションを軸にした文化史。20世紀に大衆文化が戦争を介在させつつ変貌していく過程が実に興味深い。21世紀とは、失われた20世紀のロマンを回顧する時代なのだろうかと、ちょっとセンチメンタルグラフティ~2014/04/30

nrk_baby

0
ファッションから時代を読み解くの、かなり面白いと思うのですが。2013/01/16

yzw

0
絵画や映画、音楽など文化としての20世紀の中で服飾ファッションを捉えようとした一冊だが、何を主張したいのかターゲットが絞り込まれていないために歴史年表上の出来事の隣同士の辻褄合わせになっている。2010/04/23

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