集英社新書
狂気の核武装大国アメリカ

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  • サイズ 新書判/ページ数 252p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087204506
  • NDC分類 392.53
  • Cコード C0231

内容説明

世界の警察を自認するアメリカは、イラクが大量破壊兵器を保有しているとして「制裁」し、イランや北朝鮮の「核問題」を非難する。しかし、世界でもっとも大量の核兵器を保有しているのは、ほかならぬアメリカである。国家の基幹産業であり、最大の公共事業である軍需産業の権益を維持・拡大するため、絶えず「敵」を捏造し、天文学的な予算をつぎ込んで、大がかりな核軍備態勢を構築しているアメリカ。本書は、圧倒的な調査力をベースに、この危険な大国の実態を、あますところなく暴いていく。

目次

第1章 せっかくのチャンスが…
第2章 核戦争になると?
第3章 狂った世界―死の便利商品で遊ぶ核科学者と国防総省
第4章 死の商人たち
第5章 第二次マンハッタン計画
第6章 スター・ウォーズ―国家ミサイル防衛システム
第7章 宇宙―アメリカ帝国の新領土
第8章 湾岸とコソボの核戦争
第9章 ロッキード・マーチン大統領とスター・ウォーズ政権

著者等紹介

カルディコット,ヘレン[カルディコット,ヘレン][Caldicott,Helen]
1938年オーストラリア生まれ。核政策研究所代表。77年に渡米し、ハーバード大学医学部小児科専任講師に就任。80年以降、様々な反核運動に参画する

岡野内正[オカノウチタダシ]
1958年生まれ。法政大学社会学部教授

ミグリアーチ慶子[ミグリアーチケイコ]
1968年生まれ。大阪大学日本語日本文化教育センター勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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がんぞ

4
核廃棄物という場合、日本ではふつう原子力発電の副産物を思い浮かべるが軍用の、つまり核兵器の実験/製造過程や湾岸戦争で使用された劣化ウラン装甲弾による汚染被害は「平和利用」の何百倍かもしれない「そんなこと言っていては戦争は出来ない」の論理で。シーシェパードの本拠地オーストラリアの出身らしい大国アメリカによる平和を肯定しない論調「EUの東欧への拡大はレーガン・ゴルバチョフ合意に違反する」そうかも知れない/アメリカは「ポツダム宣言受諾」を“無条件降伏”とすり替えた。原爆のデータを集め実験場日本に原発を押し付け…2012/05/25

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