集英社新書<br> 反米大陸―中南米がアメリカにつきつけるNO!

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反米大陸―中南米がアメリカにつきつけるNO!

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  • サイズ 新書判/ページ数 218p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087204209
  • NDC分類 319.550
  • Cコード C0231

内容説明

中南米の近代史はアメリカによる侵略と支配、収奪の歴史である。アメリカはその政策をまず中南米で実践し、その後中東、アジアなど他の地域で大規模に展開してきた。中南米がたどってきた道を知れば、アメリカがこれから世界で、日本で何をしようとしているのかが分かる。そして今、アメリカが推し進める新自由主義経済政策による格差の拡大から、ブラジル、ベネズエラをはじめとして、中南米のほとんどの国が反米左翼政権となり、反米大陸といわれるほど独自の路線を打ち出している。最新のデータを駆使しながら、アメリカと中南米諸国の歴史と実情、未来に迫る。

目次

第1章 中南米の新時代(反米化した石油大国;続々と誕生する左派政権;なぜ反米化したのか)
第2章 アメリカ「帝国」への道(アラモを忘れるな―大陸国家へ;メイン号を忘れるな―域外への拡大)
第3章 中南米を勢力下に(奪われた運河―パナマ;バナナ共和国―グアテマラ)
第4章 民主主義より軍事政権(南米の軍事政権;中米紛争;カリブ海への直接侵攻)
第5章 立ち上がった中南米(砂糖の島―キューバ;反米政権の誕生;南米共同体へ)

著者等紹介

伊藤千尋[イトウチヒロ]
1949年山口県生まれ。79年に朝日新聞社入社。中南米特派員、バルセロナ支局長、ロサンゼルス支局長、「論座」編集部を経て、「Be」編集部に所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サトシ@朝練ファイト

22
伊藤氏の著作は「太陽の汗 月の涙」以来2冊目。副題にもあるように 中南米がアメリカにつきつけるNO!を丁寧に説明してくれます。できれば、オリバーストーンの「アメリカ史」講義 を合わせて読むとより理解が深まるかもしれません。2016/10/27

hk

20
【趣旨】イラク戦争をはじめとするアメリカの傍若無人な振る舞いは、今に始まったことではない。「天国からはあまりに遠く、アメリカからはあまりに近い」 悲運の国家群である「南米」は150年以上昔から迷惑を被ってきたのだ。アメリカ企業やアメリカ政府の言うことを聞かない国家政府があれば、内政干渉、反政府運動の焚き付け、暗殺、自作自演で正統性を演出しての軍事活動すら何食わぬ顔でやってのける。そして傀儡政権を樹立した後は、その国へアメリカ企業が矢継ぎ早に進出していく。アメリカのやり口は今も昔も変わらず、独善的である。2017/10/17

skunk_c

4
8年以上前に出た本だが平積みされていたので購入。リーマンショック前の時代、南米諸国が脱アメリカ支配を目指す様子と、ナオミ・クラインの『ショック・ドクトリン』に詳細に書かれていた、南米に対するアメリカの新自由主義の押しつけを、19世紀末の棍棒外交から説き起こす。ベテランジャーナリストらしい読みやすい筆致と、確かな眼で書かれたレポート。2015/01/28

印度 洋一郎

3
19世紀以来、中南米を裏庭として支配し続けるアメリカの所業と、それに対抗する中南米の人々との歴史を新聞記者だった著者の現場取材の印象も交えて書いた、怒りと告発の書、とでもいうべき本。兎に角、アメリカの全くブレず、迷わず、国益のためなら暗殺、政府転覆、武力侵攻、経済的搾取に邁進する姿勢には圧巻。対する中南米で、始めて抵抗に成功したキューバ、そしてそれに続くゼロ年代に次々に誕生したベネズエラのチャベス政権などの反米政権の動きに希望を繋いでいる。しかし10年経った現状を見ると、その道は平坦では無いようだ2017/08/08

ビリー

3
過剰なまでにアメリカ=悪として書かれているのが多少鼻につくけれども、まぁ左寄りのプロパガンダ的な本であるだろうことは読む前から想像つくのでよしとする。それを差し引いてもなかなか面白い本だった。ラテンアメリカの歴史についての本は多々あるけど、この本はアメリカという黒幕を中心に横断的にまとめられているので、各国の独立や革命に至る政治力学を把握しやすい。2017/05/29

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