出版社内容情報
国境も軍事基地もない”理想の地”で、元・観測隊同行記者は何を見たのか。40年ぶりの感動を交えつつ、南極を手がかりに地球と人類の未来を考える。
カラフト犬のタロ・ジロが生きていたというニュースに国中が熱狂した時代から半世紀。あの南極の地が、昨今の地球温暖化問題を機に、いま再び脚光を浴び始めた。この大陸には「環境問題」のみならず「領土・資源問題」をはじめとするあらゆる国際紛争の、解決のカギが秘められているのだ。 1965年、30歳の時、朝日新聞記者として第7次観測隊に同行した著者が、南極観測50周年を前にした2005年、再び南極の地を訪れる。そして、その地で71歳の誕生日を迎えた著者が40年ぶりの白い大陸に、何を見たのか?
内容説明
南極には「環境問題」のみならず「領土・資源問題」をはじめとするあらゆる国際紛争の、解決のカギが秘められている―一九六五年、三〇歳の時、朝日新聞記者として第7次観測隊に同行した著者が、南極観測五〇周年を前にした二〇〇五年、再び南極の地を訪れる。そして、その地で七一歳の誕生日を迎えた著者が四〇年ぶりの白い大陸に、何を見たのか。
目次
第1章 氷海に入る
第2章 南極と私
第3章 南極再訪を思い立つまで
第4章 南極で体験したこと
第5章 南極で出会った人たち
第6章 これからの南極観測 私の提言
第7章 南極観測の科学的意義
第8章 世界中を「南極」にしよう 私の夢
著者等紹介
柴田鉄治[シバタテツジ]
1935年、東京生まれ。東京大学理学部卒業。59年、朝日新聞社入社。東京本社社会部記者、論説委員、科学部長、社会部長、出版局長、論説主幹代理、総研センター所長などを歴任。その後、朝日カルチャーセンター社長、国際基督教大学客員教授を経て、フリージャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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