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集英社新書
死に至る会社の病―ワンマン経営と企業統治

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  • サイズ 新書判/ページ数 261p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087203820
  • NDC分類 335.4
  • Cコード C0233

内容説明

人間と同様に法人である会社も病気に罹ります。その病名は「ワンマン経営者」といい、会社は私物化され、破綻に追いやられます。さらに「ワンマン経営者」は会社を破綻させるだけでなく、その国の経済はもちろん、世界経済にまで悪影響を及ぼしたりします。本書では、会社誕生の原点にまでさかのぼり、会社という組織の抱える本質的な問題点を点検するとともに、欧米での「企業統治」の議論などにも目配りし、会社のこの病気への処方箋を探っていきます。

目次

プロローグ 会社には病気がある
第1章 「死にいたる病」、それは「ワンマン経営者」
第2章 エンロン、ワールドコム、そしてライブドア
第3章 株式会社制度の現在―英米モデルと日本
第4章 株式会社の起源から点検する
第5章 準則主義の確立、専門経営者の登場
第6章 アダム・スミス、マルクス、ウェーバーの株式会社観
第7章 コーポレート・ガバナンスへの試行錯誤―米国のケース
第8章 “先進国”英国を襲った不祥事の嵐
第9章 大恐慌依頼の大改革、企業改革法
第10章 内部統制システムの構築
第11章 ドイツに及ぶ改革の波
第12章 迷走する日本の制度改革
エピローグ 株主、従業員、消費者の視点でチェック体制確立を

著者等紹介

大塚将司[オオツカショウジ]
1950年神奈川県生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科修了。75年日本経済新聞社に入社。証券部、経済部などを経て日本経済研究センター主任研究員。「三菱銀行・東京銀行の合併」で95年度新聞協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

baboocon

4
☆☆☆2009/08/02

アルゴン

0
★★★★★諸外国、そして日本の会社形態・内部統制の歴史、そして現在が順を追ってよく分かります。本を読みなおしながら感想を書く際、私は知らなかった単語や項目を備忘として記録します。もっとも後で見返したり覚えたりすることはあまりないですが。この本の場合、新書にも関わらずノートに記録した単語がちょうど1ページにものぼりました。ひとえにこの本の内容の濃さと自分の知識の浅さゆえです。2014/12/18

やご

0
著者は元日本経済新聞社の記者。本書の副題は『ワンマン経営と企業統治』とあり、さらにいきなり第1章が、『「死に至る病」、それは「ワンマン経営者」』となっているのですが、ワンマン経営により破綻した企業の事例の紹介とその分析といった部分はかなり限られており、 (続く)→ https://gok.0j0.jp/nissi/0113.htm2007/06/20

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