内容説明
最大のライバルにして最も重要なパートナー、アメリカと中国。厳しい競争に勝ち、かつ共存するためには、相手を知ることが基本。好意でしたことが伝わらなかったり、誤解されたり、相手の思わぬリアクションにとまどうこともあるだろう。しかし、彼らの思考・行動を読み解く「基本文法」さえ知っていれば、語学は少々おぼつかなくても、自然にうまくつきあえるようになる。お金やキャリア、組織について、どのように考え、いかに行動するか―シリコンバレー、上海の駐在経験から著者が、豊富な例を挙げて分析・解説する。相手の頭と心の中を覗いて、その定石を活用しよう。
目次
序章 アメリカ人と中国人と日本人の行動文法(アメリカ人の行動文法 基準(スタンダード)を自由に決めて守らせる―神様のおつもりか?
中国人の行動文法 一対一の関係で仲間(圏子)をつくる―あまりに人間的な? ほか)
第1章 お金とのつきあい方に表れる三つの国の国民性(アメリカ人の「カテバリッチ教」;中国人の「学歴圏金」 ほか)
第2章 キャリア観に表れる違い(アメリカンドリームとアメリカン大差;キャリアに命をかける中国人)
第3章 組織に表れる違い(アメリカ的職務、日本的慣れ、中国的コピー;事例からしか考えない中国人、事例を分解するアメリカ人 ほか)
第4章 日本企業・人としてどうするか?(和風ベースに、アメリカ式「基準」化と中国式「圏子」づくりを加える;ソーシャルネットワーク論から学ぶ ほか)
著者等紹介
キャメル・ヤマモト[キャメルヤマモト]
本名・山本成一。1956年、島根県生まれ、東京育ち。東京大学法学部卒業後、外務省入省、90年退職。その後、人材・組織コンサルタントに転じ、シリコンバレー、上海駐在を経て、東京を拠点に、米国企業や中国企業を顧客として、また日本企業の中国・アジア展開におけるグローバルな人材マネジメントを支援する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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