• ポイントキャンペーン

集英社新書
武田信玄の古戦場をゆく―なぜ武田軍団は北へ向かったのか?

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 189p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087203653
  • NDC分類 210.47
  • Cコード C0221

内容説明

信玄は、二十一歳で武田家の当主になって以来、一見、上洛には遠回りとも思える北進の戦略を一貫して取りつづけ、川中島では難敵・上杉謙信と五度も戦った。これを断念して南進策に切り替えたのは、実に最晩年の四十八歳のときだった。ここまで北にこだわったのはなぜなのか?歴史小説家の安部龍太郎氏は、武田軍団が辿った道を年代順に訪ね、一つの仮説を検証する。玄信の狙いは、同族の奥州南部氏や若狭武田氏と連携しながら、日本海ルートで都に迫ることにあったのではないか―。戦国最強の武将の真の野望に迫る、渾身の歴史紀行文。

目次

第1章 信玄出生の地、要害城
第2章 非情の侵攻、諏訪上原城
第3章 骨肉相食む、佐久侵攻戦
第4章 宿敵、村上義清との戦い
第5章 両雄激突、川中島
第6章 信玄、信越国境に迫る
第7章 夢破れ、謙信と和す

著者等紹介

安部龍太郎[アベリュウタロウ]
1955年福岡県生まれ。国立久留米高専卒業後、小説家を志し上京。89年から1年間「週刊新潮」で「日本史 血の年表」(刊行時『血の日本史』に改題)を連載しデビュー。2005年『天馬、翔ける』で中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kawa

39
信玄の一見遠回りに見える信濃・越後への北進政策、同族の居る奥州下北の南部氏や若狭との連携による日本海ル-トからの上洛を目指したとの説に立脚する古戦場巡り。取り上げられる地が我が住まいの近隣ということで、より興味深く読むことが出来た。図解付きだとさらに良いのだが…。北条・武田・上杉の三つ巴が描かれる「北条五代」の読了直後のこちらであったことも大掴みに状況が把握できてラッキ-。2021/02/20

gonta19

4
2009/12/3 Amazonより届く 2010/1/12~1/24 最近、井沢元彦氏の「野望」で、武田信玄の信濃侵攻と上杉謙信との戦いを読んでいたが、それとは解釈の違う解釈で信玄がなぜ北を目指したのか、を古戦場を訪ね歩くことで安部氏が考察する。どちらが正しいのかどちらも違っているのかは私には分からないが、現場に行くことの大切さをこの本は教えてくれる。2010/01/24

Kiyoshi Utsugi

3
安部龍太郎の「武田信玄の古戦場をゆく」を読了しました。 2006年の作品です。 武田信玄は武田家の当主となって、ずっと北進の道をとり続けて、越後の上杉謙信と五回にわたる川中島の戦いを繰り広げます。 そうまでして、北進にこだわった理由は何だったのかを検証すべく実際に信玄のたどった足跡を歩いた紀行文になります。 面白かったので、一気読みとなりました。2019/02/04

よねちゃん

0
紀行文で長野県があちらこちらでてくる。2020/08/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/38086
  • ご注意事項