集英社新書<br> ナポレオンを創った女たち

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集英社新書
ナポレオンを創った女たち

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  • サイズ 新書判/ページ数 221p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087201093
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0222

内容説明

フランス革命からナポレオン第一帝政にかけての時代は、今われわれが暮らしている現代社会の出発点にあたる。世界の覇者として大胆に近代史を塗り替えたナポレオンは、『ナポレオン法典』によって今日の男社会の根幹を築くことにもなった。しかし、天才的軍人、鉄の意志を持つ男というイメージが強いナポレオンだが、意外と女性に影響されやすい面があり、その運命は女性との関わりによって大きく左右されたのであった。日本の民法にまで影響を及ぼしている『ナポレオン法典』を一つの軸に据えて、現代男性の原点を探りつつ、人間ナポレオンの知られざる側面に新しい光をあてる。

目次

英雄ナポレオン
第1部 今日の男社会の根幹を築いたのはナポレオンである(ナポレオンとフランス革命;フランス革命期の女性たち;人間は自由にして平等、しかし女性は別)
第2部 ナポレオンの運命は女性たちによって大きく左右された(母レティツィアと社交界の女たち;勝利の女神、ジョゼフィーヌ;ハプスブルク家の姫君、マリー‐ルイーズ)
ナポレオンとわれわれ現代人

著者等紹介

安達正勝[アダチマサカツ]
1944年岩手県盛岡市生まれ。フランス文学者。東京大学文学部仏文科卒業、同大学院修士課程修了。フランス政府給費留学生として渡仏、パリ大学等に遊学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あかくま

11
三面記事的に面白いと言いましょうか、ゴシップ的に面白いと言いましょうか。人間ナポレオンを垣間見ることができる。註や参考文献、略年表がちゃんと付いていて、良心的な作りだと思う。2014/03/11

9
「ナポレオン法典」と「女性」を軸に据えて、ナポレオンの人物像を描いた作品。フランス革命からナポレオンの登場までの歴史の概観を(本当に大まかに)解説している。女性を通じて描かれた人間くさいナポレオン像が良かった。2018/07/09

あくび虫

3
好きじゃない。あんまり中庸な考え方をする人ではないな、と感じました。内容は、若干こじつけがましい。著者がナポレオン好きなことはよく分かった。2017/06/04

すがの

3
結構興味深かったけど、どうやらあんまり読まれてないのか……。ナポレオンの「文学少年後遺症」が垣間見える、“ポエム”が面白い。「『私は前ほどあなたを愛していない』と君に言う日が、僕の愛の最後の日か、僕の人生の最後の日になるだろう」2015/08/12

まきまき

2
ナポレオンといえば、軍事や政治について語る本が多いなか、彼の女性観・女性との関りに主眼を置いているのが面白かった。ジョゼフィーヌとマリー・ルイーズについてはよく語られるが、母のレティツィアについては初めて知った。すごく聡明な女傑だったんですね。ナポレオンの外見はお母さん似だったとか。 革命期の女性の章は、同じ著者の「物語フランス革命」とかなり被りますが、仕方ないですね。 コルシカの無骨者のようなイメージだったナポレオンの、夢見がちでロマンチックな文学青年な一面が見られて微笑ましい(笑)2016/04/28

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