集英社新書<br> 蛇頭と人蛇(ヤンセ)―中国人密航ビジネスの闇

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集英社新書
蛇頭と人蛇(ヤンセ)―中国人密航ビジネスの闇

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  • サイズ 新書判/ページ数 186p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087201017
  • NDC分類 329.94
  • Cコード C0236

内容説明

たとえば中国大陸の片田舎の村から、彼らは危険を冒してやってくる。「人蛇」と呼ばれる中国人密航者たちは、「蛇頭」の手引きによって海を渡り、社会の闇にその身を隠す。年収何十年分の借金をしてまで、彼らが得ようとするものは何か。ボーダーレス社会といわれる現実の、避けられないもうひとつの形が、そこには垣間見える。改革開放政策、天安門事件、市場経済化の90年代を経て、変貌しつづける中国。バブル経済の根深い歪みを脱しきれない日本。―福建省、ニューヨーク取材も交えながら、密航ビジネスの当事者たちの実態に迫る。

目次

序(新設された「不法在留罪」;蛇頭というシステム ほか)
第1章 海を越える“黄金夢”―一攫千金を夢見た密航者たちの地獄(若者のスローガンは“下海”;老華僑と新移民 ほか)
第2章 人蛇のプッシュ要因とプル要因―改革開放が後押しする密航・村おこし(福建のアメリカ村;“金山の客”の里帰り ほか)
第3章 現代蛇頭と中国人集団密航事件―「カネがあれば命はいらない」(蛇頭第一世代から第二世代へ;海の黄金三角地帯の利権争い ほか)
結び 日本社会を変える安価の労働者―三K職場と新三K問題(「落葉帰根」から「落地生根」へ;工頭の登場と新三K問題 ほか)

著者等紹介

森田靖郎[モリタヤスロウ]
1945年兵庫県生まれ。関西学院大学経済学部卒。ノンフィクション作家。文化大革命から天安門事件そして改革開放と、激しく変貌する中国の同時代をテーマにしたルポルタージュ作品が多い
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぴろし

0
蔵書印ぽち。2015/01/24

depo

0
いかに多くの密航者が日本に入ってきていることか!!2019/10/22

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