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集英社新書
モア・リポートの20年―女たちの性をみつめて

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  • サイズ 新書判/ページ数 269p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087200751
  • NDC分類 598.2
  • Cコード C0211

内容説明

1980年、雑誌「モア」誌上で女性の「性」に関するアンケートが実施された。「モア・リポート」のスタートである。「あなたはオーガズムを得たことがありますか?」「あなたはセックスが好きですか?」…今まで語られたことのなかった女性たちの本音が、そこには真摯に綴られていた。以後、87年、98年と同様の調査を実施。日本女性の性意識と性行動調査として、高い評価を受けてきた。本書は三回の調査にたずさわり、女性誌の最前線で取材してきた著者が、現代の「性」の在りように注目しつつ、98年の「モア・リポート99」、三三八七人の女たちの声をリポートしている。

目次

第1章 「モア・リポート」のあゆみ
第2章 12人の女たちの性と生(18歳・短大生―好きな人とHしたいけど、好きな人だからこそ私はできなくなる。相手が望めば、断らない。それが私の自信につながるから。;21歳・化粧品販売員―誰ともつきあわずに、お互い“遊び”と割り切ってのHが好き。つきあっちゃうと、相手のイヤな面もみなくちゃいけないし…。;23歳・ソーシャルワーカー―その人とは不倫の仲。セックスは、愛情を深める意味もありますが、正直なところ、セックスを通して気持ちいい気分を味わいたい。;24歳・銀行員―今まで四人の男性とSEXした。みんなすごく愛していたのに一度もイケない。どうして?死ぬまでに、一度、オーガズム体験したい。 ほか)
第3章 女の性―何が変わった?(セックスと愛情の関係;複数のセックスパートナーを持つこと;援助交際という名の買売春;オーガズム ほか)
第4章 心地よい自分でいるために

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Arowana

7
いろいろと考えさせられる内容でした。小谷野敦氏が自著で書いていた『「恋愛教」は現代最強の宗教である』というコメントはそのとおりだと感じますね。恋愛をセックスに置き換えても同様に。2014/02/10

ひつまぶし

1
あまり面白くなかった。前2回と同様の調査結果と比較して1999年現在の女たちの性が分析されるのだが、階層や地域性などの独立変数を無視して、単純集計だけで横並びに考察するのは無理がある。「こうあるべき」性生活がアプリオリに想定されていて、そこから外れた結果を憂うような論調になっている。当時でもセクシュアリティについてもう少し深めた調査はあったのではないか。モア・リポートの方も現在は個別のインタビューをまとめたウェブ記事になっているようだ。性を語るプラットフォームを取り巻く状況の変化の方が大きいように思う。2022/11/22

なかち

0
ananのセックス特集が始まったのは89年2010/06/01

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