集英社新書<br> 台湾革命―緊迫!台湾海峡の21世紀

集英社新書
台湾革命―緊迫!台湾海峡の21世紀

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  • サイズ 新書判/ページ数 236p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087200607
  • NDC分類 302.224
  • Cコード C0222

内容説明

二〇〇〇年三月一八日、台湾の新総統に民進党の陳水扁氏が選ばれた。半世紀以上も続いた国民党政権が崩壊した瞬間だった。「静かなる革命」とも呼ばれる激動の時代は、一九八七年七月の戒厳令解除、そして翌八八年一月の李登輝総統の登場から始まっていた。日本から中国国民党へと、一世紀にわたる外来政権時代を克服して、自立を始めた台湾をいままた海峡の危機が襲っている。台湾在住十四年にわたる日本人ジャーナリストが見つめつづけた台湾に生きる人々の真情とその現代史。

目次

第1章 戒厳令下の楽園(嵐の台湾第一夜;台北の生活 ほか)
第2章 悲情城市の衝撃(乱消費時代の到来;社会不安の高まり ほか)
第3章 農学博士李登輝の戦い(中華民国総統;中国国民党主席 ほか)
第4章 落花生の精神(複雑な民族構成;李総統と陳市長と ほか)
第5章 革命の夜―明日も陽が昇る(M七・三の衝撃;被災地での中秋 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

May

3
'45頃から'00までを扱った台湾近代史。台湾の成り立ちから、明治期からの日台関係、228事件について改めてしっかりと知ることができたのはとてもよかった。「台湾って、旅行で行っても、違和感なく過ごせるよねぇ」などと能天気に思っていたのだが、どのようにして今の社会を築いてきたのかを知れば、台湾人一般を「親日的」などと呼ぶことはとても非礼なこと、という著者の戒めが、きちんと胸に落ちるというもの。本書が扱う00年以降の台湾がどう進んできたのかを知りたくなった。2017/06/25

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