JUMP j BOOKS<br> 憂国のモリアーティ―“緋色”の研究

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JUMP j BOOKS
憂国のモリアーティ―“緋色”の研究

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  • サイズ 新書判/ページ数 244p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087034653
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

ジャンプSQ.で大人気連載中『憂国のモリアーティ』が初小説版になって登場!!
酒場での賭けポーカーでイカサマをしたことがばれてしまったモラン。
ウィリアムはそのイカサマを見抜いた男に興味を持ち、「戯れ」として自らも
賭けポーカーに興じることに。しかし、男は思わぬ手に出てきて…? 他にも、
ルイスが任務で飼育することになった熱帯魚に「ウィリアム」と名づけて熱をあげすぎたり、
アルバートとモランのワインの飲み比べ対決、ジョンがシャーロックの変わりに探偵となって
名(?)推理を披露するなど、本編では描かれなかったオリジナルエピソードを収録!!

竹内 良輔[タケウチ リョウスケ]
著・文・その他

三好 輝[ミヨシ ヒカル]
著・文・その他

埼田 要介[サイタ ヨウスケ]
著・文・その他

内容説明

酒場でとある男がモランのイカサマを見破ったことに興味を持ったウィリアム。“戯れ”と称してその男に勝負を挑むのだが、相手の要求は大金を賭けた一発勝負のポーカーだった―4つの題目に沿った、モリアーティたちの日々を綴る研究記録が小説版で初公開!!

著者等紹介

竹内良輔[タケウチリョウスケ]
2011年連載開始の『ST&RS―スターズ』(漫画/ミヨカワ将)では原作を、漫画版『All You Need Is Kill』(原作/桜坂洋・漫画/小畑健)では構成を担当するなど幅広く活躍中

三好輝[ミヨシヒカル]
2012年、ジャンプSQ.で『監視官 常守朱』(原作:サイコパス製作委員会)を連載開始。単行本デビュー作ながら人気を博す

埼田要介[サイタヨウスケ]
ジャンプ小説新人賞’15 Spring小説フリー部門で金賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

30
『憂国のモリアーティ』本編では描かれなかったオリジナルエピソードを収録した小説版連作短編集。酒場での賭けポーカーでモランのイカサマを見抜いた男に興味を持つウィリアム、任務で飼育することになった熱帯魚に熱を上げるルイス、アルバートとモランのワインの飲み比べ対決、ジョンがシャーロックの変わりに探偵となって奔走したりと、シリアスな展開が続く本編ではなかなか描かれる機会のないサイドストーリー的なエピソードがあって、原作の雰囲気を失わないようなテイストで登場人物たちの奥行きをうまく作り出していて興味深く読めました。2018/12/05

りらこ

22
漫画の次巻が待ち遠しいなと思っていたところこの本を図書館で見つけたわ!わたしは漫画の方が好きだな、と思いつつあの世界が広がっている魅力に抗えない。酒豪で涼やかなアルバートは、心の底にあの火事の日から続く自分の理想を抱えているし、シャーロックの読みは相変わらず先見性ありで正確。ジョンはちょっと良い人すぎるくらい。ルイスは漢気がある部分と子供っぽさが併存。キャラクターがしっかりしているからこそ文章にしてもついていけるのかも。2022/08/18

cithara

13
漫画「憂国のモリアーティ」既刊全部読了。たちまちロス状態に... 昨日本屋をフラフラしているとこの小説版が私を手招きしていた。誰が飛び込まずにいられよう... 本書は平等実現とか特権階級の粛清とかおどろおどろしいことを考える隙間の物語。いわゆる息抜き。でも彼らの日常は私からするとすごくヘヴィー。賭けに興じるモラン、うわばみのアルバート兄さま... 私が彼らの仲間でなくてよかった...と思う。シャーロックもいつでもシャーロック。ジョンもやっぱりお人よしのジョン。収穫はウィリアム兄さまの目が「緋色」だった。2021/05/18

Holmes

13
原作の話の流れにはない“犯罪卿の羽休め”と言った所でしょうか。 モランが持ってきたちょっとしたいざこざ、ルイスがお兄さんの名前が付いた魚にかける思い、アルバートとモランの飲み比べ対決、最後はシャーロックのお話を1話。サラッと読めるので、寝る前にでもどうぞ。ルイスが可愛いことこの上なしです。2019/12/29

きたさん

10
ミュージカルを見るのをきっかけに原作を読み、その流れで当然のようにスピンオフ(?)小説にも手を出してみました。キャラの掘り下げ、という意味では確かにしっかり高クオリティなのだけれど、モリアーティ側の3編が、どうにも平和な日常描写が二次創作の枠を出ない感じがして残念だったのですが、最後のホームズ側の短編が、しっかり原作の空気を持つミステリ(謎の分かりやすさ等は別にして)だったのでよかった。題材柄、小説とは相性が良いと思うので、続刊も期待。2019/05/13

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