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出版社内容情報
策謀か、純愛か。
テグネウの脅威にさらされたまま、魔哭領を進む六花の勇者たち。その道中、ゴルドフが突如「姫を助けに行く」と告げ、姿を消す。そして再び現れたテグネウは、凶魔たちの内紛について語り出すが…!?
内容説明
テグネウの脅威にさらされたまま、魔哭領を奥へと進む六花の勇者たち。その道中、ゴルドフが突如「姫を助けに行く」とだけ告げ、アドレットの制止を振り切って姿を消す。不可解なゴルドフの行動に、六花は再び混乱に陥る。ゴルドフが「七人目」なのか、それとも何かの策略にはめられているのか…!?さらに、再び現れたテグネウは凶魔たちの内紛について語り、挙句に自分と手を組まないかと提案をしてくる。果たしてその真意とは?伝説に挑み、謎と戦う、圧倒的ファンタジー、第3幕。
著者等紹介
山形石雄[ヤマガタイシオ]
1982年生まれ。神奈川県出身。『六花の勇者』が「このライトノベルがすごい!2013」第3位に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
94
テグネウの脅威を排除できないままの六花の勇者たち。道中で突如「姫を助けに行く」とだけ告げ姿を消したゴルドフの奮闘が描かれる第三弾。チャモが罠にはまり、テグネウが六花の勇者たちに語った話、ドネーやナッシェタニアがゴルドフに告げた話、そしてテグネウがゴルドフに語った真実。情報が錯綜し敵味方が判然としない状況で、ナッシェタニアを人質に捕らわれたままその救出に奔走するゴルドフが愚直を貫いて成し遂げたのは見事。ただ状況は相変わらず混沌としていて苦しい状況が続きますが、ここからどういう展開になるのか次巻も楽しみです。2015/06/05
まりも
94
今回はミステリー要素少な目で純粋なファンタジーものといった感じでしたね。ゴルドフと姫様の過去回のおかげでゴルドフというキャラについてよくわかった。彼の忠誠心を普通に利用してしまう姫様の心がさらにわからなくなりましたが。やっぱりこの作品は心理描写がとてもうまく疑心暗鬼に陥った勇者たちのギスギスとした感じからの終盤の展開といったスピード感が魅力的ですね。読んでいて引き込まれます。アドレットがパッとしなさすぎたのがちょと残念でした。2014/01/09
チェシャ猫
70
相変わらず 誰が裏切り者かわからず もやもやの中で話が進んでいきました。てっきりチャモの下に凶魔がいるか 馬鹿でっかいかマグマタイプの凶魔だと思ったら、別の方法でした。7人目はアドレッットか猫さんだとドキドキが増しそうだなぁと思います。2014/01/24
☆よいこ
68
ファンタジー×裏切り者探しミステリー。アクション多め。魔神を倒すために伝説の6人の勇者[六花の勇者]が集う。しかし、証の紋章を持つものが7人!偽勇者は誰だ。前話で偽勇者①と見破られ逃走したナッシュタニアを姫と仰ぐ、騎士のゴルドフは姫の嘆願の声を聞き助けに走る。その行為は裏切りとしか見えなかった。裏切りと騙し合い、真実は何処に?姫はどこに隠されたか?▽巻頭に前回までのあらすじ有り。▽あとがきの作者悪夢の話、抱き枕は優秀。2021/06/05
異世界西郷さん
54
相変わらず、7人目が分からないまま魔哭領を進む六花の勇者たち。巨大な谷を前に立ち往生している最中、ゴルドフの耳に助けを求めるナッシェタニアの声が聞こえてきて……な第3巻。3巻目にしてゴルドフ回というのは予想外でしたが、1・2巻の推理が主なお話とは違った熱い展開で、思わず一気読みしてしまいました。純粋に姫を護りたいゴルドフとそんな彼を自らの野望のために利用しようとする悪女なナッシェタニアとか最高の組み合わせです! あと、ドズーが慇懃なのにめちゃくちゃ胡散臭いのも、今後の展開に響いてきそうで次回が楽しみです。2015/08/10