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内容説明
武装司書のミレポックは、神溺教団との戦いの中で、「ラスコール・オセロ」なる人物が重要なカギを握っていると確信し、独自の調査に乗り出す。しかし、その人物を追うものには必ず死が待っているという。さらに剣使いの少女、アルメが現れ、彼女もラスコールを追っていることがわかり…『本』をめぐる壮大なファンタジー、全ての鍵を握る人物の正体がついに明かされる!?予測不可能の急展開を見せる、新人賞大賞シリーズ第4作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
36
戦う司書の4冊目はミレポックがラスコール=オセロを調査する話。ミレポとアルメという似た部分がありながらも対照的な二人を掘り下げながら進んでいく訳ですが、そこにマットアラストの謎の行動が加わる事で緊迫感のある良い展開になっていたと思います。これまでとは違い派手さは無いものの、物語の核心部分に近づいている事も感じれたので面白かったですね。伏線が明かされた事で新たな伏線も生まれた中、今後どうなっていくのか。次巻も楽しみです。2015/04/04
チェシャ猫
13
おとぎ話の謎の人物をミレポックが探す話。復習に燃える神溺教団の女が絡む。対局のようでいて、似たものかもしれない二人。そこにマットアラストの謎の行動が・・・。アニメで話を見ていなかったら 騙されていただろうな。2014/04/26
ぺぱごじら
11
やんちゃな先輩を叱りつける『お目付け役風紀委員』なミレポックさんの冒険。冒頭の朝食採りながら気怠げに進むNo.1とNo.2の会話が孕む、ミレポックに対する『覚悟』に戦慄するラスト。作者らしいドロドロの心理戦には毎巻ドキドキさせられる。巻が進むほどに、対立する2つの組織の『どうしようもなさ』が見えてくる。2015-2072015/12/22
naminnie
6
気付けば4巻。しかし、謎は深まりまだまだ全貌は見えませぬ。嬉しいとか楽しいとかではなく、切ない系だなぁ。。とにかく先が気になるのだ。2010/07/12
PSV
6
めちゃめちゃ構成が上手い。1巻に出てきたシガルの背景がわかったり、ミレポックを掘り下げたり、謎がさらに大きな謎を提示しながら、しかしちゃんと進んでるあたり、さじ加減が上手いなぁ、と感じる。ラスコールと楽園管理者がかなり良いキャラクタ。そしてアルメはお気に入り。 85点2010/01/03