出版社内容情報
これが荒木作品の起源だッ!!!!!
初期短編集 ついに文庫化!!
奇妙な物語の数々はここから始まった──
『ゴージャス・アイリン』『魔少年ビーティー(読切版)』『バージニアによろしく』『武装ポーカー』『アウトロー・マン』収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Y2K☮
36
再読。荒木さんの短編の妙にふと触れてみたくなり。ページを捲らせるサスペンスという意味では表題作よりも「バージニアによろしく」の方に惹き込まれた。見えているからこその盲点。「ゴージャス~」はストーリーよりもアイリンのキャラクターと胸に抱く生きるテーマが興味深い。ぜひ新作をお願いしたい。でも一番好きなのはデビュー作の「武装ポーカー」。20歳になるかならないかでこのねじれた発想は相当にユニーク。映画や小説の影響だろう。漫画を読むだけでは絶対に閃かない。おかげで衝動的に「荒木飛呂彦の漫画術」をまた手に取りました。2017/03/27
たまきら
32
ジョジョリオンが終わったから貸してあげる、と妹さん。でも見つからないの、1~10巻が…。代わりにこちらを貸してくれました、ドドドドド…。木葉功一さんのキリコをちょっと思い出しました。2022/01/11
うめ
13
どれも面白いし、完成度が高い‼︎魔少年BTにまた会えて私は嬉しいわ。荒木さんは本当時代を先取りしている。サスペンス好きはハマりますよ。2016/04/22
しろ
13
☆7 荒木飛呂彦のデビュー作や二作目すらも収録した初期短編集。初期のころはより映画的なエンタメ性のある作品ばかり。西部劇とかSFとか密室劇とかミステリとか、エンタメ作品への想いが汲み取れる。しかしなんといっても「ゴージャス★アイリン」が注目作。「ジョジョ」の元となっていそうな要素がふんだんに入っている。キャラ描写、異能力、効果音、台詞、展開、ポーズ。男主人公の顔はジョナサンだし、ゴゴゴゴだし、容赦なく死ぬし、語尾が小さい仮名だし、ジョジョ立ちだし。すでに面白い。2013/01/28
kei@名古屋
12
「私、残酷ですわよ」懐かしいこのセリフです。今月は荒木月間ですね。初期短編も記憶からすっかり抜けていました。BTだけは何故か覚えていたのは何故でしょう?この頃から荒木先生だったんですね~2011/12/17