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コバルト文庫
最後の封印―エネアドの3つの枝

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  • サイズ 文庫判/ページ数 280p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784086007092
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

赤ん坊からおばあちゃんにいたるまで、美人でも不器量でも、女性という存在そのものをとにかく無条件で愛する船乗りヒューリオン。そんな彼でも唯一苦手とする女性がいた。治療師シーリアだ。ある時、見知らぬ老婆に親切にした彼は、西の森の泉に行くことをすすめられる。そこで目にしたのは、カカシよりも無愛想なシーリアが、地面に両ひざをついて傷ついた獣のように泣いている姿だった。

著者等紹介

樹川さとみ[キカワサトミ]
1967年1月24日、鹿児島県生まれ。佐賀大学教育学部教員養成課程卒業。1988年、第1回ウィングス小説大賞入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

でんか

8
蔵書整理で再読中。シリーズ3作目。これが一番好きかもしれない。治療師のヒロイン・シーリアと、陽気な船長ヒューリオンの二人の物語。今作は、とてもファンタジー色の強い一冊、精霊とかあのあたりが結構幅を利かせている。でもってなんとなく、艶っぽいというか、その辺りの雰囲気が上手に描かれている気がします。きほん、ふたりともお互いを好きなのですが、ヒューリオンがめっちゃストレートに表現しているのが好きだ。シーリアもそうなんだけどあんまりはっきりとは言わない。そうこうしつつも二人の気持ちが寄り添っていくのがよいです。2017/11/07

まりもん

5
ちょっと影のある彼女にあの性格のヒューなら幸せかも。2011/07/14

Natsumi

4
図書館

静間

4
少女小説。出生に秘密のあるシーリアと船乗りのヒューリオンのお話。シリーズ三作の中で一番せつなさを感じたお話。妖精と人間の混血であるシーリアは子供の時に自分のせいで失った「友達」がいた。そのために彼女は誰とも深く関わらないようにしている。ヒューリオンが彼女と関わろうとすればそれだけ、彼女の心は頑なになってゆく。せつない。/少女小説にしては重すぎる内容だけど、重く感じさせないのはペトル君のおかげかな。さすが樹川さんという脇役。苦労性の彼が良い意味でお話の重く沈んだ雰囲気を壊してくれる。バランスの良いお話。2013/02/08

cgatocairb

3
B前巻でララが嫁に行ったので出番は?と心配だったが、さすがララ!出来れば、旦那連れて来て欲しかった。ドミニクとペトルの話が読みたい。この主従は面白い。新しい司祭が何をしてエネアドに来たのかも知りたい。このシリーズは、脇役達の物語が読みたくなる。2013/10/11

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