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コバルト文庫
女ぎらいの修練士―エネアドの3つの枝

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  • サイズ 文庫判/ページ数 282p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784086006484
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

ある事件を起こして宮廷を去ったセインは、修道士になることを決意した。そのためには、見習いの修練士として誓いを立てなければならない。―それは二年間口をきかないこと。誓いを守り続けて、一年以上がすぎた頃、修道院長に遣いを頼まれ、領主オーフとともにコウシェに向かう。とちゅう立ち寄った場所で、オーフの妹ララと出会う。まさかこの出会いが誓いを破らせることになるとは…。

著者等紹介

樹川さとみ[キカワサトミ]
1967年1月24日、鹿児島県生まれ。佐賀大学教育学部教員養成課程卒業。1988年、第1回ウィングス小説大賞入選
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

茅瀬

8
主人公が強すぎて見てて安心するストーリー。どんな窮地に立たされても道を踏み外さなさそうな芯の強いヒロイン。また読みたい!2012/05/19

でんか

6
蔵書整理で再読中。シリーズ2冊目。といっても単独で読めます。今作は、なんといってもヒロイン・ララがよい。すごく明るくふるまっているのだが、ホントに欲しいものは「家」だという彼女、本の最後は、流転の日々が終わり、一緒に過ごすことのできる相手ができてよかった、という結末でした。相手のセインもこれまでの生い立ちから一筋縄ではいかない人ですが、ちゃんとララのことをわかっていて、そのように行動できるのが良いです。他にも千年伯爵・ヒロイン兄のオークなど周りのキャラも相変わらず魅力的。2017/11/07

静間

6
少女小説。いつでも前向きなララと人と付き合う事が苦手な修練士セインのお話。複雑な生い立ちと、育った環境を持ったララがなんとも力強くぐいぐい引っ張ってゆく。ただ、彼女は明るい見掛けにそぐわぬ重たい思いを持っているのでぽつりぽつりと語られる中身には驚かされる。何故彼女が明るく過ごそうとするのか、結婚したいと望むのか色々な事が少しづつ明らかになってゆく。正直、セインにはもう少し活躍の場があっても良かったのではと思う所もあるけど。ララの兄や、女戦士、千年伯爵等々のキャラクタが良い味を出しているお話。面白かった。2013/02/03

まりもん

5
ハッピーエンドが約束されているよなので、スルッと読めました。2011/07/14

まりもん

4
再読。今回はララが主役。前回の主役ミシアと違いよく喋るララだが、そのぶん心のうちが謎。読者としてはセインと同じような気持ちでララを思いがちだ。 読者もある意味ララに振り回されながらもどんどん先を読んでしまう感じだ。2012/04/29

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