アジア人物史〈第8巻〉アジアのかたちの完成

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アジア人物史〈第8巻〉アジアのかたちの完成

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  • サイズ 46判/ページ数 784p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784081571086
  • NDC分類 282
  • Cコード C0320

出版社内容情報

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集英社創業95周年記念企画



【総監修】
姜尚中
【編集委員】
青山亨〈東南アジア)・伊東利勝〈東南アジア〉
小松久男〈中央アジア〉・重松伸司<南アジア〉
妹尾達彦<中国>・成田龍一〈日本〉
古井龍介〈南アジア〉・三浦徹<西アジア〉
村田雄二郎<中国・李成市〈朝鮮半島〉
【装丁】
水戸部功
【カバーイラスト】
荒木飛呂彦


「アジア」と名指される広大な領域を、東西南北、古代から21世紀へと、縦横無尽に駆けめぐる。
現代のアジア史研究の第一人者である編集委員たちと、東洋史研究の伝統を継承した人々が、古代から21世紀までを展望し、圧倒的個性を掘り起こす!


編集にあたって 姜尚中 Kang Sang-jung

歴史への興味の根底には、人間への関心がある。
『史記』を「列伝」が支えるように、歴史書に力を吹き込むのも評伝である。 私たちは、誰もが内に持つ自然な好奇心に着目し、有名無名の人々の評伝を積み重ねて描く『アジア人物史』を構想した。
対象とする地域は、東アジア、東南アジア、南アジア、中央アジア、西アジア、 すなわちアジアと名指される領域の全体である。

現代のアジア史研究を代表する編集委員たちが集い、数年がかりで協議を重ね、各エリアの主人公、副主人公、彼らを包み込む人々の連関性を発見し、魅力的な小宇宙を形成していった。

人物選定の際に重視したキーワードは“交流”である。
それは交易や、宗教、思想、芸術の伝播といった平和友好的なものに限らず、略奪、侵略、戦争などの激しい衝突をも含む。また、長い時を超えた“交流”もある。
私たちは、一冊の中に全地域の人物群を万遍なく配し、小宇宙同士を越境的に繋ぎ、 第一巻から最終巻まで概ね時代順に配列した。こうした構成から、縦割りの地域史とは違う“アジア通史”とでもいうべき像が、自ずと浮き彫りになるだろう。
東洋史研究の厚みを継承する人々の力を結集したこの試みが、異なる文化圏、言語圏の読者にも共有される日が来ることを願ってやまない。


【第8巻】アジアのかたちの完成
羽地朝秀、雨森芳洲、徳川綱吉、荻生徂徠、李瀷、阮恵、阮福暎、乾隆帝、ハイダル・アリー、ラームモーハン・ローイ、ミドハト・パシャ、中央アジアの知識人群像、容閎、西太后、袁世凱、他。
「月報」エッセイ・浅田次郎

第1巻 神話世界と古代帝国
第2巻 世界宗教圏の誕生と割拠する東アジア
第3巻 ユーラシア東西ふたつの帝国
第4巻 文化の爛熟と武人の台頭
第5巻 モンゴル帝国のユーラシア統一
第6巻 ポスト・モンゴル時代の陸と海
第7巻 近世帝国の繁栄とヨーロッパ
第8巻 アジアのかたちの完成
第9巻 激動の国家建設
第10巻 民族解放の夢
第11巻 世界戦争の惨禍を越えて
第12巻 アジアの世紀へ
索引巻

目次

琉球王国の新時代
江戸時代の日朝関係とその変容―対馬の動向を中心に
江戸時代中期 天下太平の統治
徂徠学の成立と後世への影響
朝鮮実学
比類なき盛世の果てに―清朝全盛期
タイソンの乱を経てベトナムの南北統一へ
イギリスを脅かした一八世紀南インドの地域政権
インドにおけるイギリス統治時代の近代化と伝統回帰
近代オスマン帝国の改革実践者
中央アジアの一九世紀―近代の開幕
周縁から見る中国 近代の幕開け
「悪女」と「権臣」がもたらした王朝政治の終焉

著者等紹介

村田雄二郎[ムラタユウジロウ]
1957年生まれ。同志社大学教授、東京大学名誉教授。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。専攻は、中国近現代史、日中関係史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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崩紫サロメ

19
第10章「近代オスマン帝国の改革実践者」はミドハト・パシャを主役とするややメジャーなパート。本書と近い時期にこの章の担当者(佐々木紳)が『ミドハト・パシャ自伝』を全訳していたことを思い出し、注文した。しかし、この章では自伝には書かれていないであろうアフメト・ミドハトやジェヴデト・パシャの自伝からの引用も豊富で、両方読めば面白いだろうと楽しみだ。他にも断片的に名前だけを知っていた朝鮮実学について、全体を見渡すことができたのもよかった。2023/05/10

電羊齋

12
近世から近代のアジア史を人物伝でたどる。個人的に面白かったのは第一章で、近世琉球の人物群像を通じ、近世琉球王国の確立過程がわかりやすく語られている。日本の人物についてもアジア史的視点から述べられている。清朝については全盛期と末期が取り上げられている。オスマン帝国、インド、ベトナム、中央アジアの人物たちの伝記もわかりやすくまとまっている。また本書は文化史にも手厚く、特に日本と朝鮮でほぼ同時代に行われた朱子学の相対化と多彩な思想展開についての記述は興味深く読んだ。2023/01/14

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