出版社内容情報
大ヒット「親の家を片づける」シリーズ第3弾。処分に困る親の土地、建物の売却、活用法、相続手続きを多数の実例とともに解説。
内容説明
一番もめやすいのは親戚間での売買!法律よりも義理が優先される難題!移住・住みかえ支援機構(JTI)の「マイホーム借上げ制度」の利用、新居の建築とあわせて実家の処分も不動産会社に一括依頼!…ほか実例多数!
目次
第1章 なかなか買い手がつかない地方の家!売れない親の家を売る方法(7軒に1軒は空き家!いま地方の家が売れない;地方の家の売却は、いい値がつかなくて当たり前 それでも持ち続けるよりは得 ほか)
第2章 売却以外の選択 売れない家を売らずに有効活用する方法(売れない理由はいろいろ!売れない家なら貸し出そう;空き家の貸し出しには地方自治体や関連団体の支援もある ほか)
第3章 親の家を売る以前に知らなきゃ売れない不動産の常識(「登記」や「境界標」が不備な不動産には誰も手をつけられない!;査定価格を高くつける業者を選んではいけない ほか)
第4章 空き家を心配する前に知らなきゃ困る相続の常識(相続人は集まったものの遺産分割協議がまとまらないとどうなる?;相続人はどこにいる?親からの相続の場合、戸籍を祖父の代までさかのぼって探すのが基本 ほか)
第5章 親の家を相続するときの基本手続きQ&A(親の家を相続できるのは誰だ?;親の家の名義を変更するためにはどんな手続きが必要なの? ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カロリーナ
28
実用☆ ノートも含めると今現在(15年8月)5冊あるシリーズの一冊。実例を挙げながら親の家の片づけ方のコツを教える。❋いずれぶつかる問題ではあるけれど、何もわからず果たして私に出来るだろうかと不安だったので、少しずつ知識を増やそうと手に取った本書。色々読んだ後、良かったと思うものを購入、親にも薦めようと考えています。❋親が生きているうちに確認しておきたいことのチェックシートはとりあえずコピー!JTIのマイホーム借上げ制度も覚えておきたいものの一つ。❋確実に私が処分する不動産は一軒。その他に最大三軒を処分↴2015/08/01
壱萬弐仟縁
23
7軒に1軒は空き家(16頁)。他人事ではない。都市住民にとっては、空き家の手入れをする手間 が次第に負担となる(25頁)とのこと。移動もただではないし。主の居なくなった家の始末は、片づけ に4か月(39頁)。とてつもない時間。 境界標:取得土地について、自分が利用できる権利の範囲を明確にするために設置(113頁)。 あせって安値でうるべからず(131頁)。 2015/06/30
ひとまろ
7
親が生前のうちからきちんと相続のことを考えていないと大変なことになる。これから空き家が増えるので売るに売れない時代がもう来ていると言っていいでしょう。2015/03/12
Masanori Fujimoto
2
業務上遺言・相続を考えているとかなり範囲が広く困る事があり、 確認を兼ねて、ケース対応と思って読みました 一般的には税金対策はよくしているけど、親族間の相続対策・ 不動産の売却対策がほとんどなされていない。 結論は事前の準備と対策を怠らない事が必要だと改めて感じる 内容は専門的でなく簡単に読める 2014/06/17
Hisashi Tokunaga
2
個別のケースを網羅的にかつ敷衍化して記述するのは難しいだろうなー。親族、知人、近隣居住者からはじまって、不動産業、金融、自治体、司法書士などの専門家、社団法人移住住みかえ支援機構・・・・・・・関係者や対応してくれる業者はいろいろ。先ず、処分の狙いを明確にしておくことがポイントなんだろうな。ま、取敢えずざっと目を通しました。2014/06/06