内容説明
記憶をたどることで、自分自身が生きてきた道、人生の意味を知ることができる。『記憶はウソをつく』の著者が説く「豊かな人生」を手に入れるための記憶操作術。
目次
第1章 あなたはどれだけ豊かな記憶をもっているか(時間が経つのが年々速くなっていると感じるワケ;なぜか気になる「懐かしさ」 ほか)
第2章 あなたの過去はどこにあるのか(調査データからわかる過去のとらえ方をめぐる格闘;自分のものなのに思い通りにならない記憶 ほか)
第3章 あなたの記憶がなぜなくなるのか、どうしたら失わないですむのか(記憶が気分を引きつれてくる;気分が記憶を方向づける ほか)
第4章 「あなたの過去」は変えられる(未来は変えられても過去は変えられない?;自分の過去を説明するシナリオは、ひとつではない ほか)
第5章 記憶の書き換えレッスン(幸運を呼び寄せるものの見方;落ち込みやすい人は記憶とのつきあい方に問題がある ほか)
著者等紹介
榎本博明[エノモトヒロアキ]
1955年生まれ。東京大学教育心理学科卒業。(株)東芝市場調査課勤務の後、東京都立大学(現・首都大学東京)大学院心理学専攻に学び、大阪大学教授、名城大学教授等を経て、現在、MP人間科学研究所代表。心理学博士。新たな心理学領域「自己心理学」の提唱者として、ビジネス心理学を展開中。「自分とは何か」「どう生きたらよいか」に悩む人々に広く支持される心理学の論客(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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かおりん
2
つらい記憶がなくなるというより、楽しい記憶に変えていく考え方の本でしょうか。人間の頭の中って不思議なことだらけですね。2013/08/13
ささ
2
人生が変わった。 論拠に実例(客の証言と女優のエッセイ等を引用)をきちんとあげていて良かった。 もちろん出来ている人は出来ているのだが、論拠を示し、体系付けてくれたという面で良書だと私は思う。2011/10/09
枝毛
1
過去をどう振り返るのか、参考になった2019/11/03
あさこ
1
どんなに辛い過去の記憶も、視点を変えて振りかえればポジティブな意味付けが可能、というテーマ。自己啓発本は所詮理想論だと思うネガティブな私だが、読後、こんな視点もあったのかと妙に高揚した。心理学実験や体験談が豊富に盛り込まれ、論理的に説明されている。2015/01/19
なかざわ
0
5章4節「ポジティブ記憶をストックしておく」の最終段落の頭から、読み終えればひとつ手前、またその手前と段落単位でもどりながら読む。この手順で読むうちにdeja-vuをおぼえれば、ひとつ手前の節の最終段落へ。これをくりかえすことで理解がすすむと思う。2013/09/06