主婦の友新書<br> 「精密力」―日本再生のヒント

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主婦の友新書
「精密力」―日本再生のヒント

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  • サイズ 新書判/ページ数 191p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784072778425
  • NDC分類 783.2
  • Cコード C0295

内容説明

全日本女子バレーに32年ぶりのメダルをもたらしたのは、「根性」でなく「精密力」。正確な時刻表、5分前行動、精密機器製造など、日本人が古くから持つアイデンティティというべき精密力が日本再生の鍵を握る。眞鍋政義監督がロンドン五輪に向けて、「日本人らしさ」を考える一冊。

目次

序章 チーム力の勝利
第1章 データバレーの真実
第2章 世界選手権でのデータ活用
第3章 技術の「精密力」を高めることが日本のメダルにつながる
第4章 技術の精密力を戦術に昇華させる
第5章 マネジメントの精密力を上げたい
結章 チーム力を上げるというテーマ

著者等紹介

眞鍋政義[マナベマサヨシ]
1963年生まれ。大阪商業大学附属高校時代から将来を嘱望され、インターハイ優勝、ジュニア代表を経て、大阪商業大学進学後はユニバーシアードで優勝、1985年に日本代表入りを果たす。新日鉄で新人王を獲得、ソウル五輪出場を果たし、日本を代表するセッターとして活躍。1999年にはイタリア・セリエA(パレルモ)に移籍、2004年には選手を続けながら大阪体育大学大学院で修士号を取得するなど、現役晩年には経験と視野を広げ、独自の理論を築きあげて現職に生かす。2005年、女子の久光製薬スプリングス監督に就任、2008年12月より、全日本女子バレーボール代表監督。2010年11月の世界選手権にて銅メダルを獲得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kera1019

8
高さとパワーといった豪快なオフェンスに注目が集まる世界のバレーボールを相手に「和」「器用さ」「緻密」という日本人の「精密力」を武器に戦った世界選手権。選手個々の努力、実力が大きな原動力となった事は間違いないですが、練習、戦術、食事に至るまでマネジメントの精度を上げる事でチームとしての「つながり」を高めていった事が銅メダルという結果に結びついたと思います。2014/08/15

さきぼん

6
木村沙織選手がサーブレシーブを受ける前に腕を伸ばす仕草の真相、監督・コーチ陣がどれだけの情報を駆使してワンプレーにかけているのか。今まで知らなかったことが知れてますますバレーが好きになりました。私もサーブレシーブが苦手なので木村選手がやっていた練習に取り組んでみようかな…と思いました。2016/11/22

ばりぼー

3
データはどこのチームも「利用」しているが、「活用」できるかどうかがポイントになるのでしょう。単に数字化すれば良いのではなく、野球の野村克也さんのようにそこから何を読み取るかがミソなのだと思います。日本がこれから世界に対抗していくためには何を追究すべきかという問題に対して、説得力のある答を示していて、薄い割には中身の濃い充実した本だと思います。ただ一つ残念なのは、(笑)が目障り。2012/05/31

m1104m

2
一点の価値、アタック強打でも、サーブミスでも同じ一点。木村の12本中4本失敗すると負けるのがわかった後、12本カットの練習に集中して3本までは失敗出来ると思いから克服できた。2016/09/22

NZ

2
そう、ここまでやらないといけないんだよ。チームマネジメントの成功例。ある集団をこれだけ緻密に運営するっていうのは、かなり大変だと思います。でも、ここまでやれれば、結果が出るかもしれない。どこの業界でも志す意味はあるでしょう。2014/08/30

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