主婦の友新書<br> イチローのバットがなくなる日―「アオダモ」を巡る渾身のルポルタージュ

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主婦の友新書
イチローのバットがなくなる日―「アオダモ」を巡る渾身のルポルタージュ

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  • サイズ 新書判/ページ数 191p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784072742983
  • NDC分類 589.7
  • Cコード C0295

内容説明

世界のイチローのバットには秘密がある。驚異的なしなりと粘りが魅力の「アオダモ」材。しかし、そのアオダモが今絶滅の危機にある…。バットのために命を賭した男たちがいた。世界のヒーローに隠れた、無名のヒーローたち。彼らがいたから、イチローの大記録がある。2010年三度目の旅で、著者が知った衝撃の現実とは。

目次

序章 「どうして、こんなことに…」―2010年夏
第1章 アオダモは死なず―2006年早春・その1
第2章 アオダモの再生―2006年早春・その2
第3章 アオダモを取り巻く異変―2008年夏
第4章 そして、三度目の北帰行―2010年夏・その1
第5章 あの日の若木が…―2010年夏・その2
第6章 機械がバットを作る―2010年夏・その3
第7章 いつか来た道―2010年夏・その4
第8章 「三度目の旅」を終えて―アオダモの今後
終章 雨の神宮球場にて―名もなきヒーローの奮闘

著者等紹介

長谷川晶一[ハセガワショウイチ]
1970年生まれ。早稲田大学卒業後、出版社勤務を経てフリーランスに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダンスにホン!ころりん

4
20110110第1刷発行 160616読了図書館の今日の本コーナーで特集。世界記録目前で借り、読み終わる前に世界記録達成!!1と10並びのバットな日に発行されたのだなぁと眺めていたら、イチローイチローな日で本当におめでとうございます。バットになる前のアオダモ見てみたい2016/06/16

西澤 隆

3
ここ数年NPBのアオダモ植樹イベントの話題に触れることが何度かあったので「アオダモバットは今後も大丈夫」と単純に思っていたけれど、考えてみれば確かにバットに使うまでに70年かかる木を植えて10年そこそこじゃ、まだまだ植樹木の恩恵に浴するのはまだまだ先。その頃にはバットとしてアオダモを使う野球文化は喪われているだろうし生産側と利用側が両方ものすごく長期間継続していないと成立しない「林業」という生業はとてつもなく大変なのだと思う。野球少年がこれを読んでバットや(道具)を大切に思ってくれるようになると、いいなあ2019/06/21

学楽生喜(がくらくせいき)

1
正直、この書評は著者の望んでいるものではないと思います。 アオダモという木が今無くなろうとしている事実。 イチロー選手が愛用するバットに使われているこのアオダモと言う木が、無くなろうとしている事実を伝えようとしているこの本において、私はどうしてもバット職人の久保田五十一さんの言葉が印象に残った。 読んでいて本当にしびれた。私も何かの分野でこのような境地に達する事が出来たら嬉しいと思う。2013/03/12

サイドビ

0
試合中にばきばき折れるバットを見ているとこの本の内容が身にしみます。2015/10/17

★はる★

0
プロ野球選手のバットに使われている木は その昔はトネリコ(現在はゼロだという)、アオダモ、ホワイトアッシュ、メイプル等 硬くてしなりがあるアオダモは多くのプロ野球選手が好み注文が多いという その代表がイチロー選手 アメリカに渡って1年目の時にアメリカのボールに合わせて 形状は同じのホワイトアッシュに変えたけれど 2年目のシーズン途中から再度アオダモに戻したほど そのアオダモの木、アオダモから出来るバットについて 名人・久保田五十一さんや 北海道の西村孫蔵さん この二人の職人気質にも圧倒される それを取り2011/11/30

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