司馬遼太郎と東京裁判―司馬歴史に潜む「あるイデオロギー」

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784072531907
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

内容説明

司馬作品やエッセーの中に見られる、“司馬流”昭和史批判。その語り口にファンも多い。しかし、その論旨に、あの東京裁判の日本断罪史観が潜んでいないだろうか。

目次

第1章 東京裁判に呪縛されていた「司馬史観」の軌跡
第2章 司馬遼太郎氏の作品に見る「司馬史観」の誕生と形成
第3章 東京裁判が今もなお醸成する「閉ざされた言語空間」
第4章 東京裁判史観とは正反対。戦前のアジア情勢と国際世論
第5章 司馬遼太郎氏の作品に映し出される「戦後精神」
締め括りにかえて 今の日本のアノミーをもたらしたものが何であったのか、理解していただけただろうか

著者等紹介

福井雄三[フクイユウゾウ]
1953年7月、鳥取県倉吉市生まれ。東京大学法学部卒。企業勤務のあと、1992年より大阪青山短期大学助教授。専攻は国際政治学、日本近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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