出版社内容情報
表千家14代家元而妙斎宗匠の初めてのエッセイ。初心者には稽古の副読本としても役立つ、茶の湯の心を真摯に伝える心を打つ好エッセイ。
1章茶の湯とは 茶の湯の根本はおいしいお茶で客をもてなすこと/もてなしの心/和敬清寂/亭主と客の心構え/心と形の美/先人の教え・珠光、紹鴎/利休の茶の湯/利休の茶の特色/『南方録』に見る利休の茶 2章点前について 茶の湯の言葉/点前とは/点前の意味/点前の形は完璧/流派は違っても目的は同じ/表千家流の点前とは/稽古について 3章稽古百景 すわるということ/立礼と新しい茶の湯/美しい点前/着物について/おいしいお茶/常のことができるように/稽古とお許し/稽古の今昔/濃茶の飲み回し/茶の湯と清潔/茶の湯と水/間の大切さ/大寄せ茶会/家元での稽古/臨機応変ということ/濃茶での思いやり 4章お茶の話いろいろ 家元の修業と年齢/道具は工夫と見立てで/茶碗は生きている/道具を見出す目/新しい道具/千家の職家さんたち/箱書付と銘/好みということ/時代と好み/お茶の点前は応用編の連続 5章つれづれに思う 家を継ぐ形/先代還暦の茶事/徳川家と家元/三井家と千家/同門会のこと/如心斎と利休辞世のこと/来庵入門 6章茶の湯と季節
内容説明
点前の稽古や茶の湯の本質を学ぶ助けとして利休をはじめとする茶人の話や、家元周辺の話題など興味つきない内容。
目次
1章 茶の湯とは
2章 点前について
3章 稽古百景
4章 お茶の話いろいろ
5章 つれづれに思う
6章 利休の道具と茶の湯の四季
著者等紹介
千宗左[センソウサ]
号は而妙斎。不審菴14代、表千家家元。財団法人不審菴理事長。昭和13年5月6日、13代即中斎の長男として生まれる。幼名は岑一郎。中央大学文学部を卒業。昭和42年11月、大徳寺方谷浩明老子から而妙斎の斎号を受け、宗員を名のる。昭和55年2月、即中斎の逝去に伴い、家元14代宗左を襲名。平成12年11月、紫綬褒章を受章
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。