出版社内容情報
版を重ねてた前作『動き始めた教育改革』から20カ月、今、制度はどこまで変わったのかを、現役文部官僚である著者が丁寧に一問一答形式で解説する。「制度はここまで変わった、後は親を含めた大人の意識改革だ、それこそが日本の教育を変えていく」という著者の解説は歯切れがよく、官僚への不信感も一掃してくれる
内容説明
現役文部官僚が語る教育行政のすべて。ベストセラー『動き始めた教育改革』から一年半。その間の具体的な改革を開示すると同時に著者が我々すべての大人に突きつける大命題とは…。
目次
第1章 公立はダメになっていくのか(公立のいいところは、いろんな人間が集まることにある;私学が勝手にやっている「悪い教育」もある;公立と私立のどちらがいいかという不毛な議論 ほか)
第2章 今の子どもは異質ではない(弱い者いじめの原因は、大人の側にある;私も子どものころ、キレたことがある;大人が意識を変えないと、子どものストレスはなくならない ほか)
第3章 地域の力を学校に、学校の情報を地域に(子どものために、地域は何をするのか;地域の教育力はむしろ高まっている;今こそ、PTAの意味が問われている ほか)
第4章 ここまで来ている「教育の構造改革」(文部省も世の中の変化に合わせて変わっている;教育もまた地方自治が大原則;業者テストはやっぱりおかしいと判断するこれだけの理由 ほか)
第5章 今こそ「教育の意識改革」も(中・高一貫だけでなく、幼・小一貫や小・中一貫も;やがては、高・大一貫教育も見据えながら;「飛び入学」が示す大きな可能性 ほか)