内容説明
生命との対話
目次
第1部 体と社会
第2部 人間・「心」と「体」をめぐって(個の認識は体から始まる;脳死をめぐる諸問題)
第3部 闘病の思想と共生の思想
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すうさん
1
30年近い前の本を図書館で借りてきた。私の好きなひろさちやさんも養老孟子さんも若い若い!!本の冒頭の「体と社会」という養老さんの講演は素晴らしい。今の養老さんのイメージではなくお堅い学者のような講演録であった。しかし対談になると仏教学者のひろさちやさんと議論がかみ合わない。確かに両者とも素晴らしいお話を展開しているのだが、どうも平行線になり交わらずに対談が続く。私に彼らの対談の中身を読み解く力がないのかもしれないが、途中で訳が分からなくなってしまう。だからこの本以降彼らの対談は無くなってしまった。2023/07/05
コモヒ
0
対談の部分が非常にイライラして、ストレスが溜まった。しかし、あるものを「無い」としたり、無視したり、コントロールしようとする事がだめなんやな。そしてこの本出たの20年前やで・・・!すごいな!最近ようやく皆、身体とか自然とか意識し出したと思うねんけど!あと、医者に対する、そう、データの対象としか見てないってほんまそう。「不安とか恐怖というのは、もともと作りつけのものですから、それは大事なもので、用心するとか生きていく上で大事な能力ですから、それを消すことはできないし、何とくっつけるかということなんですね。」2014/01/23