関口宏・保阪正康のもう一度!近現代史―戦争の時代へ

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関口宏・保阪正康のもう一度!近現代史―戦争の時代へ

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  • サイズ 46判/ページ数 315p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065263358
  • NDC分類 210.69
  • Cコード C0021

出版社内容情報

日清・日露戦争に勝利し、朝鮮半島、南樺太、そして南満州鉄道を手に入れた日本は、強大化した軍事力を背景に一等国の仲間入りを果たした。
迎えた大正時代は、政争に始まった。山縣有朋を筆頭とする明治の元勲・藩閥勢力と、議会政治の確立を目指す勢力が激しく争い、民衆もそれに呼応して護憲運動が起こった。
まもなくヨーロッパで第一次世界大戦が勃発し、ロシア、ドイツで革命が起こって帝政が崩壊すると、日本はその間隙を縫うようにして権益を確保しようと目論む。ドイツが支配していた中国の港湾都市・中国を強引に奪い取り、シベリアにも出兵した。
日本は、「遅れてきた帝国主義国家」となった。国力の伸長を国民も支持し、陸軍の暴走を追認する形で、軍事国家への道を歩み始める。
天皇の体調が思わしくなかった大正後期には軍事行動を自重していた陸軍も、昭和に改元されると、すぐさま満州事変を起こし、さらに柳条湖事変によって中国大陸の奥深くへと侵攻していく。
傀儡国家・満州国建設のため、清朝のラストエンペラー溥儀を天津の日本租界に匿い、日本の保護下に置いた。さらに男装の麗人と言われたスパイ・川島芳子が溥儀の妻・婉容を言葉巧みに連れ出し、満州国建設の準備を進める。
一方国内では血盟団事件、五・一五事件など要人をターゲットにしたテロ事件が続発、ついには、東京に戒厳令が敷かれる二・二六事件が勃発する――。
新興国・日本が経済力と軍事力に自信を深め、欧米列強に伍する新たな一等国として成り上がろうとした、野望の時代。
目的のためには手段を選ばずあらゆる謀略を駆使し、目を覆うような残虐行為が横行する一方、華やかな大正文化が勃興した大正~昭和11年初頭までを描く、大人気シリーズ待望の第二弾。

内容説明

シベリアへ、満州へ。虎視眈々と大陸進出を狙う軍部。護憲運動、大正ロマンなど新時代の息吹。相次ぐ要人テロと、戒厳令下の二・二六。「一等国」を目指す日本の野望と忍び寄る暗雲。大人気シリーズ第2弾!BS‐TBSの人気番組を書籍化。

目次

大正元年 シーメンス事件の謀略 政争で幕を開けた大正時代
大正3年 第一次大戦に参戦 ドイツ人捕虜が徳島で歌った「第九」
大正4年 対華21ヵ条要求 軍閥トップ・袁世凱と日本の秘密交渉
大正4年 衆院解散!元老・大隈重信列車遊説パフォーマンスで圧勝
大正5年 欧州大戦がもたらした空前の好景気 人口急増の「軍艦島」
大正6年 ドロ沼化する大戦 Uボート迎撃に出動した日本海軍
大正6年 ロシア臨時政府崩壊、スタルヒン、モロゾフが日本へ亡命
大正7年 力士から始まったパンデミック スペイン風邪大流行
大正7年 シベリア出兵が引き起こした「買い占め」と米騒動
大正7年 藩閥は大嫌い 盛岡出身の平民宰相・原敬の憲法愛〔ほか〕

著者等紹介

関口宏[セキグチヒロシ]
1943年、東京生まれ。1963年NET(現テレビ朝日)シオノギ劇場「お嬢さんカンパイ」でデビュー。その後、テレビドラマや、映画にも出演。9年間フジテレビの「スター千一夜」の司会を務めた後、幅広いジャンルの番組で司会者として活躍

保阪正康[ホサカマサヤス]
1939年、札幌市生まれ。同志社大学文学部卒業、ノンフィクション作家。「昭和史を語り継ぐ会」主宰。昭和史の実証的研究を志し、延べ4000人もの関係者たちに取材してその肉声を記録してきた。個人誌『昭和史講座』を中心とする一連の研究で、第52回菊池寛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Book Lover Mr.Garakuta

11
【速読】【図書館】【高速マルメ読み】:大正昭和時代の日本の歴史書。2022/04/27

spatz

9
章立てが細かいので、少しずつ読み進めて行ける本だった。テレビシリーズだったことを知らずに読んだ。シリーズの二冊目だそう。 誰でも知っている関口さんの見識の広さに改めて驚くと同時に、歴史学者との対話を読むと、いかに歴史が、解釈の学問であるかと言うことも、改めて深く感じられる。中学の先生が「歴史は暗記科目だから覚えられれば楽勝」と言ってたと呆れたように話してくれた。大概はこうであろう。だからつまらないのだ。 #NetGalleyJP2022/01/02

ムーミン2号

7
シリーズ第2弾は大正元年から昭和11年までが扱われる。明治編と異なり、年によっては2回から6回にわたりその年のトピックスが扱われるが、読み終えて残っている印象はほとんどが軍部(特に陸軍)の天皇無視の大暴走だ。天皇機関説に激しく非難を浴びせながら、自分たちが行っていることはそれに沿わない。加えて日本国民の多くは忘れ去られている。とは言え、国民もマスコミに踊らされ、誇大報道や誤った情報にも一喜一憂する。いろいろと学べる本。2022/08/14

kazu4

5
『地図と拳』を読んだ後なので、とても有意義な読書となった。 ジャーナリズムの存在意義について考えさせられた。報道が与える影響、フェイクニュースの溢れる現在、真の情報が与えられる環境であって欲しいと切に願います。2023/05/01

鈴木双葉(全日本目が死んでる団団長)

3
印象に残った話がユーハイムやモロゾフの歴史的経緯という、残念な私の脳味噌。/犬養毅かっこいい!/暗くて見づらい写真がけっこうあった。2022/01/02

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