出版社内容情報
ブライアン・グリーン[ブライアン グリーン]
著・文・その他
青木 薫[アオキ カオル]
翻訳
内容説明
素粒子から星や銀河まで、生命誕生から意識の謎まで、さまざまな秩序と構造をもたらす物理的な原理を見ていきながら、宇宙の年表に沿って読者を時空の旅へといざなう。人の寿命は限られているが、宇宙における生命と心という現象もまた、限られた時間しか存在しない。そしてはるか先には、物質すら存在できないときが訪れる。この進化する宇宙の中で、ほんの束の間、まったく絶妙な瞬間に存在する私たち人間を基点に、時間の始まりであるビッグバンから、時間の終わりであるこの宇宙の終焉までを壮大なスケールで描き出す。
目次
第1章 永遠の魅惑―始まり、終わり、そしてその先にあるもの
第2章 時間を語る言葉―過去、未来、そして変化
第3章 宇宙の始まりとエントロピー―宇宙創造から構造形成へ
第4章 情報と生命力―構造から生命へ
第5章 粒子と意識―生命から心へ
第6章 言語と物語―心から想像力へ
第7章 脳と信念―想像力から聖なるものへ
第8章 本能と創造性―聖なるものから崇高なるものへ
第9章 生命と心の終焉―宇宙の時間スケール
第10章 時間の黄昏―量子、確率、永遠
第11章 存在の尊さ―心、物質、意味
著者等紹介
グリーン,ブライアン[グリーン,ブライアン] [Greene,Brian]
理論物理学者。ハーバード大学を卒業後、オックスフォード大学で博士号取得。現在はコロンビア大学物理学・数学教授。超弦理論や宇宙論の分野で数々の業績をあげ研究者として第一線で活躍するかたわら、科学の普及のための活動にも力を注ぐ。超弦理論を解説した一般向けの著作である『エレガントな宇宙』は各国で翻訳され、全世界で累計100万部を超えるベストセラーとなった。続く『宇宙を織りなすもの』『隠れていた宇宙』も全米ベストセラーとなる。科学番組の司会も務め、ワールド・サイエンス・フェスティバルの共同創設者でもある
青木薫[アオキカオル]
1956年山形県生まれ。翻訳家。京都大学理学部卒業、同大学大学院修了。理学博士。2007年度日本数学会出版賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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