講談社現代新書<br> 近現代史からの警告

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講談社現代新書
近現代史からの警告

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065199367
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C0221

出版社内容情報

激動の時代を生き抜くために、これだけは言っておきたいーー。

私たちは、近現代史から何を学ぶべきか?
ノンフィクション作家・保阪正康による、歴史の大局観を養うための迫真の講義。

★緊急書下ろし「コロナと近代日本」を収録!

なぜ日本は「たった14年」で壊滅したのか?
高度経済成長が「戦争の失敗」を繰り返したのはなぜか?
明治日本はなぜ「帝国主義国家」以外の道を選べなかったのか?
戦前の日本が軍事学を軽視した背景とは?
「天皇がいるけれどいない」大正の5年間は私たちに何を教えるのか?
日本のファシズム体制を形成するプロセス「三段跳び理論」とは?
「コロナ危機」を前に歴史から学ぶべきこととは?

私たちが必ず知らなければならない「歴史の教訓」が、ここにある。

内容説明

時代の転換期に学べきこと。7つの視点から捉える、日本近現代史の真髄。

目次

はじめに―歴史の「警告」を読み取るために
第1章 日本が「わずか十四年」で壊滅した理由―近現代史は「十四年周期」で動く1
第2章 高度経済成長は「戦争と表裏一体」だった―近現代史は「十四年周期」で動く2
第3章 明治日本は「軍事国家」の道を選んだ―明治国家の四つのモデル
第4章 戦前の日本はなぜ「軍事学」を軽視したのか―天皇と軍事権力
第5章 「空白の皇位」五年間の意味―大正末期の特殊な時代
第6章 日本の「ファシズム体制」はいかにして形成されたか―「三段跳び理論」と「因果史観」
第7章 新型コロナはファシズムを呼ぶか―「スペイン風邪」との戦いから学ぶべき教訓

著者等紹介

保阪正康[ホサカマサヤス]
1939(昭和14)年、北海道生まれ。現代史研究家、ノンフィクション作家。同志社大学文学部卒業。1972年『死なう団事件』で作家デビュー。2004年、個人誌『昭和史講座』の刊行により菊池寛賞受賞。2017年『ナショナリズムの昭和』で和辻哲郎文化賞受賞。近現代史の実証的研究をつづけ、これまで延べ4000人から証言を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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パトラッシュ

60
明治以降の日本の近現代史を通観すると、明確な国家理念や未来像の不在に気づく。次々と襲う事態を解決するため最善の努力を尽くすが、戦争に勝ったり経済危機を脱出後の日本をどんな国にするかという意識が完全に欠けていた。皇国史観やマルクス史観ではそれらしきものがあったが、どちらも都合の悪い史実を切り捨てて反対者を容赦なく排除する点では同一だった。戦術はあっても戦略はなく、戦略を定める政治もない日本が激動の世紀を生き残ってこられたものと思い知らされる。コロナ後の日本をどうするかという理念こそ今の政治に求められている。2021/02/05

かんやん

34
ジャーナリズムの実証的な歴史検証は、唯物史観や皇国史観のように演繹的ではなく帰納的なものであり、そこから教訓が導かれるという。タイトルにある警告とは、そういう意味合いで、著者は本当に危機感を持っている。なぜ自由と民主主義はいともたやすく奪われてしまったのか。愛国ではなく、憂国ということなんだろうな。2020年刊行だから、コロナの記述多し。まだまだ先が見通せない。2022/08/11

kawa

25
昭和35年からの高度経済成長の14年は、満州事変から敗戦までの14年間と表裏一体だ。5.15、2.26事件等昭和初期に頻発したクーデターやテロを軍部がうまく利用して、理念なきファシズム体制を構築し戦争に突き進んだ等、著者流のユニークな歴史視点が刺激的な一冊。2020/10/18

たくみくた

10
12冊目。高度経済成長は戦時に排斥されていた人たちの逆襲。短期現役士官制度:海軍の先見性による優秀な人材確保の手段。彼らは戦争時に戦争にかかる費用を計算させられていた。数字から考えてどう考えても負けになる戦を、指をくわえて見るしかできなかった。高度経済成長は戦争に対する怒りに支えられた繁栄。/まぐれでの日清戦争での勝利が日本を戦争国家に導くことに。近代戦を理解することができず、兵士のエネルギーが何にも増して相手を圧倒するのだという精神主義が主流になってしまった。2021/02/14

紫の煙

10
新型コロナウイルスに対して、全体主義的な体制で向き合わざるを得ない状況下で、過去のファシズムを振り返ることは重要である。まさに、近現代史からの警告と言う訳か。コロナの脅威を前に、安倍前総理の言動には、歴史観が感じられなかったと述べられる。2020/10/07

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