出版社内容情報
「若い世代に、先に逝った故人に、今、世界がどうなっているのか、伝えてみよう」。野田正彰が、精神科医の視点から振り返る戦後史。
内容説明
今、世界はどうなっているのか、伝えてみよう。若い世代に、先に逝った故人に、今、世界はどうなっているのか、伝えてみよう。精神科医にしてノンフィクション作家がふりかえる戦後史。
目次
第1章 高知が若かったころ(終わりと始まり;高知の民衆運動の第二のうねり ほか)
第2章 札幌での日々(世界は美しく、生命は甘美;人生を楽しむための知性 ほか)
第3章 精神科医療に打ちこんで(排除と隔離の精神科医療;“鍵もつ医師”のわが修羅ならむ ほか)
第4章 比較文化精神医学を切り開く(文革後の中国を歩く;韓国権力空白地への潜入 ほか)
第5章 ただの人に還る(倒産、サラ金禍の死考察;突っぱり老人のゆうゆうの里 ほか)
著者等紹介
野田正彰[ノダマサアキ]
1944年生まれ。高知市出身。土佐高、北海道大学医学部卒業後、長浜赤十字病院精神科部長、神戸市外大教授、ウィーン大学招聘教授、関西学院大学教授などを歴任。パプア・ニューギニア高地、ロシア、リビアなど文化変容の研究を重ねた。『コンピュータ新人類の研究』(文藝春秋)で大宅壮一ノンフィクション賞、『喪の途上にて』(岩波書店)で講談社ノンフィクション賞など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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