出版社内容情報
「育て直し」と称し子供を縛り付ける病院。軽い気持ちの通院が薬漬けで廃人同然。前近代的な「治療」が横行する精神医療の現場に迫る誰もがうつになる可能性のある時代。
次の「被害者」はあなたかもしれない。
現在、日本では「心の不調」で精神科にかかっている人は400万人を超える。
「うつかもしれない」と思って、病院に行ったばかりに、
本当に身も心もボロボロにされてしまったら・・・・・・・。
・子供を「育て直し」と称して、3ヵ月以上拘束する病院
・無理な薬漬けで、患者を廃人寸前にまで追い込む医師たち
・ちょっとしたことですぐ縛りつける医師
・殴りまくる精神科医
・蹴りまくる看護師
彼らは一部の「特殊」な事例ではない。
全国ではいまも「精神医療」のために苦しんでいる人々が大勢いる。
平成も終わりを迎えようとするいま、
一般社会、諸外国ではけっして行われないような人権無視が、
なぜ日本の精神医療の世界だけでは成り立っているのか。
日本の精神医療に出口はあるのか?
丹念な取材で、その真相と解決の糸口に迫る傑作ノンフィクション。
佐藤 光展[サトウ ミツノブ]
著・文・その他
内容説明
年間400万人が心の不調で通院する時代。「うつ病かも」と思って、あの病院に行ったばかりに…次の“被害者”はあなたかもしれない。縛りまくる病院、殴りまくる医師、蹴りまくる准看護師、患者を薬漬けにする医師たち…なぜ、世界の常識からかけ離れた“治療”がいまだに続けられているのか?驚愕の真相に迫る傑作ノンフィクション!
目次
第1章 子供たちを縛りまくる病院
第2章 処方薬で踏み外した人生
第3章 拡大する身体拘束乱用と患者の死
第4章 健康な人も餌食になる強制入院
第5章 隔離と薬漬けの果てに―自閉症・串山一郎さんの突然死
第6章 患者を殴りまくる精神科医
第7章 薬のインチキ臨床研究を患者が暴いた
第8章 「画期的検査法」の虚実
第9章 「開かれた対話」の未来
第10章 精神医療の暴走を支えるもの
著者等紹介
佐藤光展[サトウミツノブ]
医療ジャーナリスト。探査ジャーナリズムNGO「ワセダクロニクル」シニアリポーター。神戸新聞社会部で阪神淡路大震災や神戸連続児童殺傷事件などを取材。2000年に読売新聞東京本社に移り、2003年から15年間医療部に在籍。菊池寛賞や日本新聞協会賞などを受賞した看板連載「医療ルネサンス」の執筆や、数々のスクープで「医療の読売」を支えた。2018年1月、早期退職してフリーに。PADIダイブマスター、潜水士、一級小型船舶操縦士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いっせい
遊々亭おさる
ネギっ子gen
templecity
みーさん