出版社内容情報
作品と多くの関係者の回想で描く孤高のジャーナリスト・本田靖春の生涯。『現代家系論』『日本ネオ官僚論』『私のなかの朝鮮人』『誘拐』『私戦』『不当逮捕』『疵』『警察回り』『「戦後」美空ひばりとその時代』『我、拗ね者として生涯を閉ず』・・・読売新聞社会部エース記者として名を馳せ、独立後は『不当逮捕』『誘拐』などの名作を生んだ孤高のジャーナリストの生涯を、その作品群と新聞記者・編集者など多くの関係者のインタビューから浮かび上がらせた人物ノンフィクション。
本田靖春(ほんだ・やすはる)とは――1933年、旧朝鮮・京城に生まれる。早稲田大学政治経済学部新聞学科を卒業し、55年、読売新聞社に入社。社会部記者、ニューヨーク特派員などとして活躍。とくに精力を傾けた連載「『黄色い血追放』キャンペーン」では、日本の献血制度確立に多大な貢献を果たした。
71年に退社、フリーのノンフィクション作家となる。84年、『不当逮捕』で講談社ノンフィクション賞を授賞。
代表作に『誘拐』『私戦』『村が消えた』など。『我、拗ね者として生涯を閉ず』連載最終回を残して、2004年12月4日死去。享年71。
第1部
第一章 第二の出発 『現代家系論』
第二章 人間を描く 『日本ネオ官僚論』
第三章 己は何者か 『私のなかの朝鮮人』
第四章 生涯、社会部記者 『体験的新聞紙学』
第五章 世界を歩く 『ニューヨークの日本人』
第六章 事件の全体像を 『誘拐』
第2部
第七章 負の歴史を問う 『私戦』
第八章 雑兵への憧憬 『K2に憑かれた男たち』
第九章 国家を信ぜず 『村が消えた』
第十章 スクープ記者の陥穽 『不当逮捕』
第十一章 アウトローの挽歌 『疵』
第十二章 わが青春記 『警察回り』
第十三章 大スターの物語 『「戦後」 美空ひばりとその時代』
第十四章 放牧の自由人 『評伝 今西錦司』
第3部
第十五章 インタビュー人物論 『戦後の巨星 二十四の物語』
第十六章 未刊のノンフィクション 「岐路」
第十七章 灯りを手渡す 『複眼で見よ』
第十八章 病床にありて 『時代を視る眼』
第十九章 自伝的ノンフィクション 『我、拗ね者として生涯を閉ず』
終章 漢たらん
あとがき
後藤 正治[ゴトウ マサハル]
著・文・その他
内容説明
読売新聞社会部エース記者として名を馳せ、独立後は『不当逮捕』『誘拐』『警察回り』などの名作を生んだ孤高のジャーナリストの生涯を、その作品群と多くの関係者の証言から浮かび上がらせた人物ノンフィクション!
目次
第1部(第二の出発―『現代家系論』;人間を描く―『日本ネオ官僚論』;己は何者か―『私のなかの朝鮮人』;世界を歩く―『ニューヨークの日本人』;事件の全体像を―『誘拐』)
第2部(負の歴史を問う―『私戦』;雑兵への憧憬―『K2に憑かれた男たち』;国家を信ぜず―『村が消えた』;スクープ記者の陥穽―『不当逮捕』;アウトローの挽歌―『疵』;わが青春期―『警察回り』;大スターの物語―『「戦後」美空ひばりとその時代』;放牧の自由人―『評伝 今西錦司』)
第3部(インタビュー人物論―『戦後の巨星 二十四の物語』;未完のノンフィクション―「岐路」;灯を手渡す―『複眼で見よ』;病床にありて―『時代を視る眼』;自伝的ノンフィクション―『我、拗ね者として生涯を閉ず』;漢たらん)
著者等紹介
後藤正治[ゴトウマサハル]
1946年、京都市に生まれる。ノンフィクション作家。『遠いリング』で講談社ノンフィクション賞、『リターンマッチ』で大宅壮一ノンフィクション賞、『清冽』で桑原武夫学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おさむ
trazom
おせきはん
チェアー
どら猫さとっち