- ホーム
- > 和書
- > コミック
- > 青年(一般)
- > 講談社 モーニングKC
出版社内容情報
この世の全てを手にした男・平清盛の急死。その時、妻・時子のとった行動が、この国の未来を変える……。
この世の全てを手にした絶対的権力者・平清盛が急死。その遺言を聞いた妻・時子の行動が、歴史を大きく動かす。そして、京が混乱に陥るさなか、義経が十年振りに入京。その目的は!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
6
もともとドラマチックな源平合戦を、かわぐちかいじはさらにドラマチックに演出して魅せる。恐れから近付きもしなかった猫が、高熱で倒れる寸前の清盛の腕の中へ自ら抱かれにいく。死の直前の清盛の魂は、その身体を離れ、日本を、世界を、地球を俯瞰し、己の、平家の、戦そのものの小ささを思い知る。そんな清盛の遺言に、泣けてくる。2015/10/23
getsuki
5
母として生きるため、徳子は義経を拒んだ。母心ゆえに時子は義経を利用した。もうじき母となる政子はどんな選択をするのか……源平の騒乱の裏での女の生き様が浮き彫りとなった一冊だった。2015/07/12
ぽっぽママ
5
8,9巻とばしたみたい。清盛がいい人で時子が腹黒だ。政子も徳子も強い。源平合戦ずっと描いていくのかな。とばして牛若と徳子がどうなるかだけ読みたい。2015/07/05
笠
3
3.5 ついに清盛が没する。史実であるとはいえ、結局再会を誓いあった20年前から一度も顔を合わせることなく病気で死んでしまうんだから、そこにドラマも何もないよな。義経は好き勝手に動かして、無理やり徳子に何度も会っているのだから、頼朝と清盛にももう少し縁を持たせてもよかったのではと思う。今際の際で口にした望みが頼朝との再会で、時子が頼朝追討に解釈を変えたという描写もそれはそれでよかったが。2023/06/10
ウチケン
3
架空の歴史として源氏と平家は争わずに済んだのでは?平家・源氏・藤原氏による三国時代が日本にあったかもしれないと言う仮説を聞いた事がある。この三家に関わった義経こそがトラブルメーカーではなかったかという訳だ。かわぐち氏が、この仮説に基づいた訳でもないだろうが、此処での義経の縦横無尽で奔放な活躍振りでは、然もありなん。。。次巻、再びの義仲登場!2015/07/12