モーニングKC<br> ランド 〈1〉

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モーニングKC
ランド 〈1〉

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  • サイズ コミック判/ページ数 351p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784063884029
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C9979

出版社内容情報

その村では人は必ず50歳で死を迎える。『天才 柳沢教授の生活』『不思議な少年』の山下和美の最新作にして新境地。

その村では、人は必ず50歳で死を迎える。

村人を縛るしきたり、
「あの世」と呼ばれる山の向こう。
双子の姉を生け贄に
捧げられた少女・杏。

獣の皮をかぶった役人達が取り仕切る
「この世」と呼ばれる村で
神に見守られて暮らす人々。
そして、不思議な山の民。

杏が見つめる先には
希望も絶望もある。

この物語で描くのは
山下和美が抱く、
日本という国への
不安。

『天才 柳沢教授の生活』『不思議な少年』で人間を見つめ続けてきた山下和美が挑む新境地。この閉ざされた村が舞台の物語で描き出そうとするのは、人間社会の恐ろしさと生きることへの希望。NHK『浦沢直樹の漫勉』での”産みの苦しみ”の姿も話題を呼んだ本作は、著者自らも「はじめての挑戦」という意欲作です。

【著者紹介】
1980年、週刊マーガレットからデビュー。主に少女マンガ誌を中心に活躍していたが、『天才柳沢教授の生活』でモーニングに不定期連載を開始。以後、女性に限らず、男性からも支持され、幅広い人気を得る。現在は、『数寄です!』を「YOU」(集英社)に連載中。「教授」と並ぶもうひとつのライフワーク『不思議な少年』も不定期連載中。

「山下和美公式サイト 天才柳沢教授ゼミナール」
http://home.b01.itscom.net/kyoju/

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

98
山下さんの柳沢教授に比べると絵の割には結構内容的には土俗的な感じのおどろおどろしい物語だと思います。私はこのような感じのものは好きなので楽しんで読みました。後で感想を書くことになるのですが「のぞき目」のような感じもします。どちらかというと、マーク・トウェインの「不思議な少年」を基にした同じ題名のものに近い気がします。第2巻もまもなく発売される予定のようなので続きが楽しみです。2015/10/14

積読亭くま吉(●´(エ)`●)

53
ゾワゾワした、途中怖くて(内容が)ギブアップしようかと何度も思った(T-T)コレを読了したら全巻読みたくなる…が、正直な話、小説だろうが漫画だろうが、夢も希望も救いも無い話は、今さら読みたく無い、現実は厳しいけれど救いは有ると信じたい(T-T)…山下和美の哲学的な話は以前から大好きだけど、このザワザワ感は今までのとちょっと違う、ステージが上がってる。分厚いコミックにたがわず内容も重厚感たっぷり、なハズ。だってまだ1巻、物語は始まったばかり…2015/04/24

nyaoko

49
前から気になってた漫画。山下さんの作品は久しぶり。双子は不吉だとか、夜は出歩いたらいけないとか、動物の骨に村の未来を占ったり、民話のような、大昔の日本の様な、ちょっとおどろおどろしい雰囲気。でも、最後のシーンを見た時、ナイトシャラマンの「ヴィレッジ」を思い出した。まさかまさかの展開。そう来るとは予想外。これって、もっと大きな国ががりの政策?それとも?あー気になる!2016/04/08

眠る山猫屋

48
まるで『不思議な少年』のような和音に導かれる杏。そして『不思議な少年』シリーズの中で一番好きだったバスジャック犯の物語を思い出す。あちらは、誰の心にも美しい可能性の世界があるという物語だったから、もちろん『ランド』の世界観とは違うのだろうけれど。魂の在り方を考察していくような、深くて残酷な、そして遥かな物語になるのかな。2015/04/28

まろんぱぱ♪ 

39
名作になる予感大!帯の「日本という国への不安」て?まだまだ序章なんですよね。50歳で人生を終えなきゃならない知命、今は謎解きなんて野暮はできません。けれども、次に期待できる何かがあります。名作の「柳沢教授シリーズ」とは違う、山下和美ワールドの開幕です。2015/05/02

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