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出版社内容情報
人間と社会のあるべき姿を論じつつ異世界の戦いを描く新しきSF活劇! 注目の才能・庄司 創の初連載作品、完結!
漫画界注目の庄司創初連載作品! 化石燃料の発見以前に核開発に成功した異世界を舞台に、脳とサーバーを無線接続し、個々人が苦痛を感じたら脳に演算を送り込んで消失させるペインフリーという社会システムの変革に挑んだ英雄の活躍を描く冒険譚。人間と社会のあるべき姿を論じつつ、演算による現実化技術「発現」、完全な人造生命体「這脳」などこの異世界独自の現象を駆使し描く新しきSF活劇、完結です!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
烟々羅
11
外出先で買い電車移動での一巻半ばで、揃えると決めて地元駅の書店で発見。正直、今回はきちんと細かい設定まで確認しながら読む気はしなかった。これは、ストーリの躍動を楽しむだけで目一杯の読書だったという誉め言葉のつもり2013/06/02
JACK
7
◎ 人間の感情をコントロールする事で争いのない理想的な世界を作るシステム、ペインフリー。世界大戦のリスクが増した未来世界では、このシステムに頼るしか社会を維持する方法が無いと言われている。果たして管理社会は理想社会になり得るのか。テーマは面白いが、説明不足だったり、絵柄もわかりにくい。その点で損しているな、という印象。2013/06/19
あさひ
6
これをマンガにする凄さよ。この勇者ヴォグランバだけでも凄い漫画家だ。とにかくハーモニー、虐殺器官とハーモニーを読んでから読んで欲しい本です。2016/06/04
蘇芳
5
かなり面白いのに情報量が多くて、マンガとして万人受けしない感がひしひしと伝わる。伊藤計劃コーナーの横においといてほしい。2013/03/16
駒場
4
伊藤計劃自身はこの先もう作品を生み出すことはないのだが、この人は自分なりに伊藤計劃の提起した問題に関してこたえを出したってのがこの作品なんだろう。意識だとか、記号の自律的なふるまいだとか、伊藤計劃読まずにいきなりこれ読むと難易度が増す気がする。これ漫画の必要あったの?と思うことも度々あったものの、2巻できれいにまとめている。設定に関して少し説明不足だったり、技巧的にぎこちない部分もあったんだけれど、「伊藤計劃以後」に位置づけられる作品としては有意義だったのでは2013/03/20