モーニングＫＣ 宇宙兄弟 〈１６〉

小山宙哉

講談社（2011/12発売）

• サイズ コミック判／ページ数 224p／高さ 19cm
• 商品コード 9784063870657
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

出版社内容情報

地球上で一番月面を体験できる場所、水深２０メートルでの“ＮＥＥＭＯ”訓練はじまる！

２０２５年、ＮＡＳＡは日本人宇宙飛行士・南波ヒビトを含む、第１次月面長期滞在クルーのメンバーを発表。時を同じくして日本では、自動車の設計をしていた南波ムッタが会社をクビに。大きく異なった運命を歩んでいたふたりの兄弟。しかしそれぞれの未来が、幼少時代に交わしたある約束によって、動き出そうとしていた。

月への一歩となるＮＥＥＭＯ訓練―。この訓練に参加するため六太、そしてケンジと新田はフロリダへ旅立った。しかし……つらく苦しい葛藤が、そこには潜んでいた。強い絆でむすばれた仲間たちに重い試練がのしかかる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[mitei]

ケンジとムッタいいコンビだなと改めて思った。最後の誰よりも月面にいたというのが気になった。

2014/09/08

[hiro]

今まで閉鎖環境試験の宇宙飛行士選抜試験の三次審査、NASAでの面接による最終審査、飛行士候補生になってからのサバイバル訓練などの基礎訓練と、最後に逆転で乗り切ってきた我らの六太は、ケンジと二人一組になってNEEMO訓練に参加するこの第１６巻では、二人のうち一人しか月に行けないことが分かったあとの六太とケンジの葛藤と試練が見どころだった。

2017/07/22

[６４５]

海底での「NEEMO」訓練。月への道を明確に感じ始めた新人に、月へはどちらか一人…という非情な宣告は酷だ。さすがにと言うよりむしろ二人の仲だから動揺は大きかった。しかし、窮地での六太の閃きや発想の切り替えは凄いなぁ。“家族”がいるから頑張れるケンジはその大事な存在に捉われ思い悩んでる最中、アンディの言葉が切っ掛けで六太は“今”を見て行動出来ていた。将来月に行ける人間を知っている者なんて居ない。それは彼らの頑張り次第、“成果”を出せば正当に評価されるという土俵は安心に繋がるな。二人共月へ行って欲しい！

2013/07/03

[こも 零細企業営業]

カラー版で読み直し。ムッタとケンジがライバルになってしまった。この2人の内どちらかしか月に行けない。それまで仲良くお互いに助け合いながらやっていたのにギクシャクしてしまった2人。そこでチームメイトのアンディーがムッタにアドバイスをしたら、ムッタが様々なアイデアを出し始め、ケンジは娘の「無理してがんばるんです！」の真意に気付きで様々な改善点を提案する。2人の歯車がガッチリと噛み合った。そして評価もうなぎ登り。でも、どうもムッタの方が評価が高いみたいだ。ムッタは他の誰よりも月面にいた。

2020/06/25

[HIRO1970]

☆☆☆

2012/01/15