水木しげる漫画大全集 〈069〉 世界怪奇シリーズ

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水木しげる漫画大全集 〈069〉 世界怪奇シリーズ

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  • サイズ コミック判/ページ数 468p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784063775228
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C9979

出版社内容情報

力が注ぎ込まれた絵は見応え充分、画匠・水木しげるの画力が最も発揮された作品群! 日本から世界に作品の舞台を広げた異境感、第2期「鬼太郎」の元ネタに使用されたシリーズ。併録の「サラリーマン死神」は、幾人もの人生を描いた大人の心に沁みる名作!
『水木しげる漫画大全集』069(1968-1969)、第1期・第2回配本

目次
★収録作品
<世界怪奇シリーズ>「妖花アラウネ」「アンコールワットの女」「イースター島奇談」「虹の国アガルタ」「猫又の恋」「南からの招き」「ペルシャの夕ぐれ」「雨神ユムチャック」
<サラリーマン死神>「サラリーマン死神」「枯れ葉」「涙のノルマ」「蒸発」「ねたみ」
<『ビッグコミック』掲載短編>「首かざり」「天国」
★資料編
★解説「水木しげる先生の作品には落語的要素があふれている」春風亭小朝(噺家)
★初出一覧
★付録「茂鐵新報」通巻1-5号
・今日の一言「そりゃあ、気の利いた発言だね!」(水木しげる)
・水木しげるインタビュー「青年誌は描きたいものが描けた」
(ほか)

著者紹介
著:水木しげる(ミズキシゲル)
本名、武良茂。1922年(大正11年)生まれ。鳥取県西伯郡境町(現・境港市)で育つ。幼い頃から物語をつくる力に優れ、また天才的な画力を発揮。高等小学校在学中に個展を開き、新聞に絶賛される。しかし学業のほうは芳しくなく、一旦は上級学校への進学を断念するが画家になる夢は諦めず、仕事の傍ら塾や独習で画力を磨く。
やがて太平洋戦争の召集により、南方の激戦地に送られマラリヤと爆撃で左腕を失うが、九死に一生を得て帰還する。
戦後は様々な職業を経て、紙芝居作者、貸本漫画家となり、「別冊少年マガジン」に発表した『テレビくん』で講談社児童漫画賞(現・講談社漫画賞少年部門)を受賞。その後『ゲゲゲの鬼太郎』『河童の三平』『悪魔くん』とヒット作を続けて発表、日本を代表する国民的漫画家となる。
近年、夫人との暮らしぶりがNHKの連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」で描かれ、爆発的なブームを巻き起こした。
紫綬褒章、旭日小受章、文化功労者の栄を得て、世界各国の漫画賞も受賞し、漫画史に名を刻む存在となった。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぐうぐう

22
世界各地に伝わる不思議を描く『世界怪奇シリーズ』。各エピソードに共通している展開は、消える、ということだ。それはまさしく怪奇を象徴する現象なのだが、その消えるという現象が、各地の伝説で終わらず、人間の現実的な諸事情を反映させている点が、いかにも水木しげるらしい。また、同時収録の『サラリーマン死神』は、タイトル通り、人間世界に単身赴任してきたサラリーマン死神の目を通すことで、社会への風刺性を極めている。2013/07/24

ホームズ

22
始めて読む作品ばかりで良かった(笑)後になって『ゲゲゲの鬼太郎』シリーズになった話もあったのが良い(笑)しかし水木しげるの作品に登場する男性キャラクターはいい男少ないな〜(笑)女性キャラクターの綺麗さとの差が激しい(笑)2013/07/12

テーブルジョークの得意な寺

14
笑いの無い奇談『世界怪奇シリーズ』よりも諷刺的な『サラリーマン死神』(未読であった)の方が水木しげるらしくて面白い。巻末の縄文時代らしき設定の短篇『首かざり』『天国』が一番好きだ。あちこちにつげ義春の手伝った形跡が窺える。登場人物の一人の名前に池上良一というのがあったが、当時アシスタントであった池上遼一の事だと思うと感慨深い。2014/01/09

河村祐介

1
謎の美女がらみの怪奇シリーズ、ノルマに追い立てられる悲哀のある死神を描くサラリーマンは死神などなど、最後に収録されている水木らしい文明懐疑論、原始時代もの短編、天国が良かった。2020/04/23

ちーすけ

0
やっぱり独特の世界観だねぇ2013/07/28

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